発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

運動会の思い出 年長編

ローソンにておいしそうなチーズケーキを購入しましたmamemuchiです。こんにちは。

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濃厚なめらかベイクドチーズケーキです。しっかりとした甘さがありますが、適度な塩気もあって美味しいです。濃厚どっしり系で、「ベイクド」って感じしますね。私は軽い系のレアチーズよりも、しっかりガツンとチーズが感じられるベイクドチーズが好きなので、好みです。

下にはビスケット生地のような部分があります。しかし、しっとり系で厚みもあまり無いせいか・・・存在感は薄いですね。

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税込み210円、231kcalです。ベイクドチーズケーキが好きなあなた、機会があったら食べてみてはどうでしょう?

 

前回はシュウが幼稚園の年少年中だった頃の運動会の話をしました。今回は最後の年、年長時の運動会の話をしようと思います。

シュウが通っていた幼稚園では、毎年必ず年長さんが行う演目がありました。「音楽に合わせて踊る」という、運動会では珍しくもない演目です。しかし、さすがは運動会のメイン演目。陣形変化や移動が多く、組体操のようなものも組み込まれていて、結構複雑なのです。

毎年引き継がれている伝統種目なので、シュウが年少年中の際は、当時の年長さんたちが演じるのを見ていました。

シュウ年少時は「2年経ってもシュウが出来るようになるとは思えないな・・・。」という感想を持ちました。

シュウ年中時は「1年経ってもやっぱり出来るようになるとは思えないな・・・。」という感想を持ちました。

 

けれども本番のシュウは、級友たちと一緒に最後まで演じきる事ができました。大きなミスは、移動中によそ見をしてしまい、ポジションを間違えてしまった事くらいでした。けれどもそれだって1回だけです。しかも、すぐに自分で気づいて正しい位置に立てましたしね。先生のサポートも全く受けませんでした。

 

私はビデオ撮影しながら泣きました。この手の演目は、覚える事がとても多いです。1つ1つの動き・順番・タイミング・立ち位置・誰の隣りあるいは後ろになるのか・・・等々。指示を聞きわけ、記憶して、瞬時に行動に移さなければなりません。シュウにとってはハードルが高かっただろうと思います。

私は正直、シュウは出来ないだろう思っていました。やるにしても、先生のサポートつきだろうなと。それか、途中で間違えたりわからなくなったりして、怒り爆発か逃走だろうなと。

それが、こちらの想像をはるかに超えた演技を見せてくれました。いつの間にこんなに出来るようになっていたんだろう。幼稚園入園当初の、ぼや~っとした様子や勝手気ままな様子を思い浮かべると・・・あまりの成長ぶりに涙が止まりませんでした。

 

泣くほど感動しているのは私だけでしたけど。ちょっと恥ずかしかったです。

 

もちろん他の保護者さん達も感動はしていただろうと思います。けれども定型発達の子の保護者さん達は、大なり小なり「出来て当たり前」という感覚があるのではないかなと思うのです。

その点 私は正反対で、「出来ないかもしれない」という気持ちが常にあるのです。だから、出来た時の喜びはとてつもなく大きくなります。

 

障害を持つ子を育てるのは苦労も多いです。けれどもその分、世間の大多数の人からしたら何でもないような小さな事でも感動できる。喜びの多い人生を歩ませてもらっているなと思います。だからきっと、シュウが発達障害でも、私に大変な事が多くても、これはこれでいいんだろうなと思っています。

 

シュウは大玉転がしも大健闘しました。曲がったりそれたりせずに猛ダッシュ。チームの勝利に貢献しました。

障害物競走ではネットくぐりで苦戦してビリ。上手く出来なくて泣いてしまったけれど、途中で投げ出したりはしませんでした。ゴールまで走り切りました。

 

そして運動会のもう一つの花形競技。年長組のリレーでも頑張りました。シュウは2番走者としてスタンバイ。1番走者からバトンを上手に受け取ると、全力で走りました。カーブでも大回りする事なく、転ぶ事なく。1番走者が作った差を守ったまま3番走者へとバトンタッチできました。

自分が走り終わった後はもう興味を失ったらしく、地面に座り込んで砂遊びを始めてしまいましたが。シュウはかなり早い段階で出番を終えたけれど、競技自体はまだ続いているのに・・・。もはや我関せずの体でした。

最終的にシュウが属している方のチームが勝ち、みんなが大喜びしている時でも砂遊びに夢中でした。まぁいいんですけどね・・・。

 

年中時は参加を拒否した午後の部にも、年長時はすんなりと参加できました。年長の運動会は、シュウの持っている力を存分に見る事が出来ました。よくぞここまで成長したなと。頑張ったのはシュウ本人ですが、ここにたどり着くまでには様々な人のサポートがあった事は言うまでもありません。シュウの力になってくれた全ての人達に、大きな感謝の気持ちを持ちました。

 

ちなみに幼稚園の運動会は、幼稚園側がシュウに配慮してくれているのがものすごくよくわかりました。3年間常に、シュウが参加しやすいようにしてくれていました。

まず、立ち位置は先頭や最後尾が多かったです。これはもしもの時、先生がサポートに入りやすいようにだと思います。ひいてはシュウの為という事ですね。

数名ずつ順番に走るかけっこ等では、早い段階で出番が来る事が多かったです。長時間待機している間に機嫌が悪くなったり興味を失ったりしないように、気持ち良く参加できるようにだと思います。

踊り系演目では、動きがしっかりしている子の近くにシュウは配置されていたように思います。わからなくなったり困ったりした時に、お手本になる子がいればやりやすいですからね。

 

まあこれらは全て、私の勝手な予想なのですが。幼稚園側から「シュウ君は○○なので、こういうふうにしました。」みたいに説明されたわけではありません。だから↑のような私の考えは、もしかしたら全く的外れな見解かもしれません。

けれども、それならそれでいいのです。もし違っていたとしても、「先生ありがとう。」という気持ちを持つのは悪い事ではないのですから。

 

発達障害を持っていても、シュウはとりあえず運動会には参加できました。けれどもやはり、難しい子は難しいというのも現実ではあります。知人の子で、同じく発達障害の子がいるのですけれどね。その子は、運動会にはほとんど参加できなかったそうです。泣いてしましい、常にお母さんが一緒じゃないとダメな状態だったとの事でした。

 

けれども、悲観する事ありません。運動会なんて、出なきゃ出ないで何の問題もないですから。出たくないなら見学でいいじゃないですか。見て学べることもありますよ。

これは療育の先生の受け売りなんですけどね「運動会は本番に参加する事に意味があるのではない。大事なのは過程。そこに至るまでにいろいろ吸収できているのだから、本番に拘る必要はない。」のだそうです。

 

もちろん参加できるのが一番ではあるのでしょうが・・・無理に参加して嫌な思い出になるよりだったら、親子で楽しく見学でいいじゃないと思います。

 

私が住んでいる地域では、運動会は秋に開催される事がほとんどです。保育園でも幼稚園でも学校でも。けれども、春に運動会を行う地域もありますよね。そういう地域に住んでいるひとは、もうすぐですよね。運動会。

不安はいろいろあっても「出来る事はやる。出来ない事は無理しない。」という緩い心構えでいいと思います。楽しんでください。

それではまた!