発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

トイレトレーニング、セオリーから外れても。

つい先日、シュウの小学校入学式時の集合写真が出来上がりました。かなりの引きで撮影されているので一人ひとりが小さく、正直買わなくても良かったかも・・・等と思ってしまったmamemuchiです。こんにちは。けれども入学式数日前にシュウをヘアカットに連れて行った際、かなり変な髪形にされてしまったのが心残りだったので、それが目立たない写真だったのは幸いという考え方もできますね。

 

さて、近頃暑い日も多いですね。小さな子をお持ちの人は、トイレトレーニングを始めたりもしていますかね。シュウはオムツが外れたのが遅く、4歳2~3か月くらいでした。たしか。

幼稚園入園時点では確実にオムツでしたね。入園から2~3か月くらいして、ようやくパンツになった感じでした。年少さんの春~夏ですね。ちょうど今くらいの季節です。シュウは4月生まれですから。

 

ちなみにオムツ外しのセオリーとして、こんな事を耳にしたことはありませんか?

 

トイレトレーニングでは、絶対に怒ってはいけません。

 

私もこの説は耳にしていまして、最初は忠実に守っていました。・・・が、最終的には激怒しました。

 

もちろん叱らずに済むならそれが一番ではあると思います。ですから決して自信をもっておすすめできる方法ではないのですが・・・「こういうやり方で上手くいった例もあるよ。」という事で。今回はシュウのトイレトレーニングの話をしたいと思います。

 

幼稚園入園前からチョコチョコとトイレトレーニングはしていたシュウ&私。しかしなかなか効果は出ませんでした。私は「まぁしょうがないか。今までオムツにしてたんだし、なかなか難しいよね。」と、大らかに構えていました。

そこから月日は流れてシュウは幼稚園入園。ちなみに他にもオムツが外れていない子はいたようでしたね。

シュウは幼稚園では自分からトイレに行く事が出来るようになりました。相変わらず自宅ではサッパリでしたが。けれども幼稚園で出来ているなら、きっともうすぐオムツは取れると期待はしていました。

その年のGWは私の実家に帰省したのですが、その際はオムツも持参しました。しかし何と、1週間以上という長い滞在期間の間、シュウはほとんどオムツを消費しませんでした。自分からトイレに行っていました。

すごい。これならもう自宅に戻ってからもオムツは必要ないだろう。

 

そしてGWが終わり、私とシュウは自宅へ戻ってきました。帰省時同様、オムツではなくパンツを穿かせました。しかしシュウは思いっきりお漏らししまくりました。

あれ・・・上手くいかないなぁ・・・。

しかし、幼稚園ではしっかりとトイレに行けてるようなのです。つまり、自宅でだけ失敗してしまっているのです

 

何で?

 

何故外で出来て家では出来ないのか。自宅のトイレは外と同様洋式なので、使い方がわからないという事はなさそう。電気をつければ明るいし、幼稚園のトイレ同様ステッカーを壁に貼ったりしていますし、怖い雰囲気でもないと思います。

なのに何故。何で家でだけは出来ないの?何度も何度も汚れた床を拭いたり汚れた衣類を始末したりしているうちに、私はイラついてきてしまいました

 

何度目の失敗の時だったでしょうか。私はついにキレました。

 

「いい加減にしなさい!幼稚園やおばあちゃんの家では出来てるのに、何でウチでだけやらないの!!」

 

そう激しく叱り、シュウのお尻をピシャリと1回ぶちました。

シュウは「いたいっ!」と悲鳴をあげて半泣きになりました。

 

ついにやってしまいました・・・。決して人様に堂々とすすめられるような対応ではありません。

・・・が、しかし。その後のシュウは、自宅でも自らトイレに行くようになりました私がした事は、どうやら効果抜群だったようです。

もちろん間に合わなくて漏らしてしまう事はありましたが、最初からトイレに行く気ゼロで、その場で当たり前のように漏らす・・・という事は一度もなかったですね。

 

シュウはものすごく言葉が遅い子でしたので、本当の所はどんな気持ちだったのかわかりません。けれども一連の工程から察するに・・・おそらくシュウはトイレに行くのが面倒くさかっただけだと思いますね

 

幼稚園では人目もあるし、自分で行く。おばあちゃの家でも、よその家だからちゃんとやる。けれども自宅では見ているのなんてお母さん(私)だけ。失敗しても自分は何も面倒なことはない。床はお母さんがキレイにしてくれるし、衣類も着替えさせてくれる。だったら好きな遊びを中断してトイレに行くなんて面倒くさくてしたくない

 

・・・そんな心境だったのじゃないかと思うのですよ。しかし、「面倒くさい。」等という理由は認めません。オムツかぶれもあるし、ちゃんとトイレに行ってもらいます。

 

・・・とまぁそんなわけでして。私の激怒をきっかけにオムツ外しはスルスルと進み、すぐにパンツオンリー生活になりました。ちなみにシュウの心に傷が残ってしまった・・・というような事もなかったです。ビクビクするとか元気がなくなるとか、そういう事はなかったです。

ですから私は、あの時強く叱った事を後悔していません。あそこでガツンと言わなければ、オムツ外しはもっと長引いていただろうと思います。

 

トイレトレーニングで大事なのって、失敗する原因の見極めだと思うんですよ。あと、子供本人の性格

「尿意を感じない。」等の身体的な理由であるならば、怒っても意味がないです。本人の努力ではどうにもなりませんから。

「トイレが怖い。」等の環境問題ならば、これもまた怒るのは良くないです。出来る範囲で環境を変えてあげれば上手くいくかもしれませんからね。

 

ただ、シュウのように「面倒くさい。」というのが理由ならば・・・1回くらい怒ってみてもいいと思うんですよね・・・(叩かれるのが怖くて小声)。

 

何回もひっぱたいたり、グチグチグチグチ長々と嫌味を言ったり、トラウマになるくらいのお仕置きをしたり・・・そういうのは勿論ダメですよ?けれども、特に理由がないのにサボってるだけっぽかったら・・・少しくらいセオリーから外れてみてもいいかも。

でも怒鳴ったのはともかく、お尻を叩いたのはやりすぎだったかもしれません。そこは反省しています、ハイ。

ただ、シュウの場合はそのやり方で上手くいきましたが、全員に合うやり方ではないのは言うまでもありません。落ち込みやすくて傷つきやすい、繊細な子だったら萎縮してしまって、余計に上手くいかないという結果になってしまうかも。だから、子供本人の性格も大事だと思うのです。

 

トイレトレーニングは、子供は勿論大人側の負担も大きいです。疲れ切ってしまう人もいますよね。オムツが外れないまま幼稚園に入る子は珍しくないし、やり方は千差万別。そんな事を伝えたいと思って今回はこんな話をしました。

 

それではまた。