夏になると私は思います。どうしてホットカーペットはあるのにクールカーペットは無いのか?寒い時は温かいカーペットに寝そべっていれば幸せになれるのに、夏はそういう物がありません。これって何故なんでしょうか。現代のテクノロジーを持ってすれば実現不可能ではないと思うのですが。エアコンは温風も冷風も出せます。ストーブの逆バージョンとしては扇風機があります。そんな風に、ホットカーペットの夏バージョンが欲しいmamemuchiです。こんにちは。
4月から支援学級に通っているシュウ。小学校の行事はいろいろありますが、中には支援学級だけの行事もあります。親子遠足がそうです。毎年行先は違うらしいですが、支援学級の児童+先生+保護者で、電車に乗ってちょっと遠出をするのです。これまでは観光地や博物館、工房等に行っていたそうですが、今年の行先は隣県にある水族館です。これまでの行先と比べると少し遠いのですが、今年は上の学年が多いので冒険してみる事にしたようです。たしかに、1年生はシュウだけです。他の子たちは結構しっかりしていますから、距離を伸ばしてみるのはありですね。
この親子遠足の当日を迎えるまでに、子供たちは電車の乗り方やお金のやりとりに関して学習していたようです。当日は、子供たちには子供たち用の財布を持たせて、自分で支払いをしてもらうのです。シュウも親子遠足を楽しみにしているようで、私も当日を楽しみにしていました。
いよいよ当日。週間予報では怪しい天気だったので心配でしたが、見事に晴れました。お出かけ日和です。過去には大雨直撃だった事もあったそうですから、今回は運が良かったです。
朝、忘れ物が無いか確認してから小学校へ。他のみんなや先生と共に、駅に向かいました。駅の片隅で点呼や挨拶等を済ませ、いざ電車へ。
シュウは誰よりも早く券売機へと駆けていきました。練習した成果を発揮する時です。しかし、いざ実物の券売機の前に立ったら動揺してしまったのか。シュウはどのボタンを押すべきか迷っている様子。
私は「シュウは子供だから、このボタンだね。」と、券売機の子供マークを示しました。しかしシュウは子供マークのボタンを押す事を拒否しました。何故か。
子供マークの色が赤だったからです↓
自分は男の子だから青のはず(トイレ準拠)。何故赤を押さなければならないのか。
・・・というのがシュウの主張のようです。
・・・へー・・・そこ拘るんだ・・・。そういう事、気になっちゃうんだ・・・。
私は「トイレの場合は男女で分けるからシュウは青になるけれど、券売機の場合は大人と子供で分ける。見てごらん、青が大きい人マークで、赤が小さい人マークでしょ。シュウは子供だから赤でいいんだよ。」というような事を説明しました。
納得しないシュウ。
自分は青のはずだという意見を絶対に曲げようとしません。ちなみにゴネるくせに先頭を陣取った為に、ふと後方を振り返ると待ちの列が。同じ支援学級の子供たちなので、状況を察したのか・・・急かさずに待ってくれています。
そんな配慮に余計に焦る私。
再びシュウの説得にかかりましたが、聞きやしない。私とシュウがワーワー言い合っていると、情緒クラスのJ君がいつの間にか側に。
「それね、そのボタンを押すんだよ。それからね、○○円のボタンだよ。あとね・・・etc・・・。」と、シュウに説明してくれました。しかしシュウは聞きやしない。
この親子遠足は、自分で切符を買う経験をするのも目的のひとつです。その為、J君のお母さんはJ君に「シュウ君はちゃんと自分で考えて買うからいいの。静かに待ってなさい!」と言っています。しかしJ君聞きやしない。
子供ボタンひとつにいちいち拘って怒り狂うシュウ、必死で説得する私、ひたすらアドバイスをし続けてくれるJ君、J君を止めようとするJ君のお母さん。話しかけられてる側(シュウとJ君)が全く話に耳を傾けないので、状況が全然好転しません。
何だろう。券売機前で繰り広げられるこの混沌とした状況は。
電車の切符一枚買うだけでこんなに苦労するなんて完全に想定の範囲外です。おまけにシュウは色だけにとどまらず、今度は「お母さん(私)の切符と自分の切符。一緒に買いたい。」とか主張し始めました。
シュウの財布にはシュウの往復分の交通費しか入っていません。おつりで混乱しないように、ピッタリの額の小銭が入っているのです。シュウの財布から私の電車代まで出してしまうと、足りなくなります。まぁ足りなくなったら私の財布からお金を移動させればいいのですが、それだと計算が面倒です。私は私で切符を買うので、シュウには自分のぶんだけを買ってほしいです。
しかしやっぱり聞きやしない。
こうなると最早、自分で切符を買うどころの話ではありません。シュウの後ろに並ぶ子たちも、長い事待たせてしまっています。
結局私がシュウの財布からお金を出し、券売機の操作もしました。
練習の成果、発揮できず。思わぬ所に引っ掛かりました。またひとつ、シュウのこだわりポイントを学ぶ事が出来ました。
その後、電車の中では楽しく過ごしていたシュウ。不機嫌を引きずらずに済んだのは何よりです。しばらく電車にゆられて下車した後はバス停へ。バスを降りた先が目指す水族館なのです。
ちなみにシュウはバスの降車ボタンを押したい派の人です。降車時、他のお客さんに先にボタンを押されてしまった時はヒヤリとしました。しかしシュウは「あー・・・、おせなかったかぁ・・・。」と呟いただけで、不機嫌になる事はありませんでした。意外・・・ちょっと成長した?
そんなわけで、初っ端からトラブルが発生しつつも何とか水族館に到着しました。次回は水族館での出来事を話したいと思います。
それではまた!
ぐでたま キッズウォレット 財布 小銭入れ クロネコDM便可【あす楽】 ↑シュウのお財布。お札を持たず、小銭だけならこういうサイズで十分です。ひもが付いているので首にかけられるのも便利。
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