発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

知的障害クラス在籍の際の注意点とは。

前回はチーズ蒸しケーキの食べ比べを紹介しました。今回も引き続きチーズ商品の食べ比べ結果を発表したいmamemuchiです。こんにちは。どうぞお付き合いくださいませ。

今回食べ比べたのはチーズタルトです。まずはPascoさんの北海道チーズの濃厚タルト

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そしてオイシスさんの2種のクリームチーズ使用のチーズケーキタルト

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両者を比較してみると・・・

Pascoチーズタルト 税込み98円(ドラッグストア価格) 409kcal

オイシスチーズタルト 税込み84円(業務スーパー価格) 492kcal 

 

お値段はそれほど変わりませんが、カロリーは差がありますね。「約400kcal」と「約500kcal」では印象がだいぶ異なりますもんね。でも、オイシス版の方がサイズが大きいので。仕方ないですね。

 

ではお味の方はどうか。フィリングは両者共、酸味や塩気が少ない甘い系。これはこれで美味しいのですが、個人的にはもうちょっとチーズっぽさが欲しい所。

タルト生地は、Pasco版は甘いサクサク系です。冷凍するとザクっとした食感になるので、私は断然冷凍バージョンが好きです。

対してオイシス版のタルト生地は・・・硬さにムラがあります。硬い部分はザクっと食感。まあ、そこまでではない部分もサクっとしていますけれどね。

このオイシス版も、冷凍したら硬さが増すかと思って試してみました。すると予想外に、変化なし。冷えただけで食感はほぼ変わらず。・・・多少は硬くなったのかなぁ・・・?冷凍庫から出してすぐに、常態のタルトを食べられるという意味では良いですね。

 

さて。前回はシュウが小学校の学習をしんどく思っているという話をしました。今回は、それと関連性のある話をしたいと思います。シュウだけではなく、知的クラスに通っているお子さん全員にも関連のある話です。

 

私は以前、知的障害クラスと自閉症情緒障害クラスの違いについての話をしました。その時には言及しなかったのですが、学習の習得以外にも実は重要な違いがあります。

 

知的障害クラスは内申点がつかないので、高校進学したい場合に不利になる可能性があります。

 

以前の記事で書こうとも思ったのですが、知的クラスでの生活自体に影響のある事ではないので省いてしまいました。文章が長くなりすぎて煩雑になってしまうかなぁとも思いましたし。

ただ、長い目で見たら重要な事ではありますから。シュウの学習面に関する話題も出ましたし、タイミングが良いので今回お話ししたいと思います。

 

学校に通っていると、学期末には通知表が渡されますよね。それ、どういう評価の仕方になっていますか?小学校であれば「よい・ふつう・もうすこし」の3段階評価、中学校であれば1~5の5段階評価が多いのではないでしょうか。

けれども知的障害クラスの通知表は違います。「よい」とか「もうすこし」とか、そういう評価はされないのです。「国語では〇〇を頑張っています。△△が苦手なので、対応していく予定です。」「道徳では積極的に手をあげています。話し合いは苦手です。」等、文章による評価が載っているだけなのです。

 

そのせいなのでしょうね。内申点が出せないのは。

 

小学校を知的クラスで過ごした場合、中学校でも大概は知的クラス在籍になりますよね。絶対ではないでしょうけれど、割合としては多いのではないかと思います。

そうなると、「高校に進学したい。」と考えた時に困った事になるのです。「当日の入試結果と面接のみで選考します。」というような高校なら良いですが(そんな高校があるのかどうか分かりませんが)、大体は内申表+入試+面接で総合判断されますよね。

ちなみにここで言う「高校」とは、「養護学校高等部」等ではありません。「障害者であっても、他の定型発達の生徒たちと同様の条件で選考がされる高校の事」とお考えください。

 

ですから、学習習得度が微妙な位置にある場合・・・難しいですよね。現在のシュウがそんな感じでして。

 

「通常クラスでの学習の進め方だと難しいけれども、個別指導してもらえれば何とかついていける。しかし完璧ではないし、理解に時間がかかる項目もある。しかし全く分からないわけではないし、今後伸びる可能性もある。しかし伸びない可能性もある。という状態です。

 

まぁシュウはまだ小1です。高校進学を考えなければならない年齢までは、まだ猶予があります。けれども学習と言うのは積み重ねですからね。いきなり「高校進学したい。」と思い立ち、いきなり高度な学習に取り組むなんて無理な話です。

 

シュウの将来に向けての選択肢はできるだけ増やしてやりたい。けれども内申点目当てで無理な環境に放り込むのも違う。

ちなみに同じ「支援学級」でも、自閉症情緒障害クラスの場合は内申点が出るそうです。

 

ああ、そうそう。今回の私の話ですが、これは私が住んでいる自治体での話です。地域によっては、支援学級在籍であっても能力があれば、問題なく高校進学出来たりもするようです。

 

・・・それっておかしくないですか?何で地域によって違うの?

 

そもそもですよ。支援学級に子供を入れるのって、「将来自立できるようにしたい。持っている力を伸ばしたい。社会や勉強に順応できるようにしたい。」みたいな希望があるからじゃないですか。

無理して通常学級に入れて破綻するのでは元も子もありませんから。

 

なのに、支援学級に在籍していたのが原因で選択の幅が狭まるってどういう事なの。シュウは毎日登校しているし、授業も受けているし、テストも受けてる。給食当番だって掃除当番だってやってる。もちろん定型発達の子と全く同じ条件ではないけれど。

 

1年生を知的クラスで過ごした事を後悔はしていませんし、来年度もとりあえずは知的クラスにする予定です。でも、常に何年か先の事も考えていなければならないなぁと思います。

 

子供を支援学級に入れようと考えているあなた、現在子供が支援学級に通っているあなた。まだ未確認なのであれば、一応「支援学級に在籍している事によって不利になるような事はあるのかどうか。」自治体なり学校なりに確認してみる事をおススメします。

支援学級がダメっていう事ではないですよ?「支援学級→養護学校高等部→高等部で身に着けた事を活かして就職 」という道が適している子もいるでしょうから。けれどもギリギリになって、「知らなかった。もっと早くに分かっていれば・・・。」と後悔するのは嫌じゃないですか。

 

子供たちが、自分に合った生き方を選択しやすい世の中になってくれる事を強く願います。

それでは今回はこのへんで。