発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

ポタージュを食べてみる。

幼い頃から偏食のシュウ。偏食は自閉症あるあるではありますが、やはり食べられる物は多い方が良い。ですから彼は、少しずつ新しい食べ物に挑戦し、少しずつ克服しています。

 

※参照

 

www.syuunoseityou.net

 

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そのおかげで、近頃は料理のやり甲斐がある まめむち です。こんにちは。料理って自分の為だけだと、どうしてもね・・・。やっぱり、食べてくれる人がいてこそですよ。

 

さて、ある日の事。スーパーでかぼちゃを見かけた私は、思いました。「かぼちゃ・・・コロッケなら食べられるんだよね。じゃあ、そろそろ他の調理法も試してみようかな。」と。

そしてかぼちゃを買って帰った私は、かぼちゃポタージュを作りました↓

皮ごとのかぼちゃと玉ねぎをバターで炒め、水を加えて煮込む。それをミキサーに掛けてトロトロにしたら鍋に移し、牛乳を加え、コンソメや塩コショウで味付け。器に入れて、クルトンを散らす。そんなシンプルなポタージュです。

私はシュウに使用具材や調理法を説明し、かぼちゃポタージュを勧めてみました。シュウは「まあ大丈夫。」と完食しました。クルトンも食べる事が出来ました。

 

じゃあ、かぼちゃの甘煮はどうかな↓

かぼちゃを少量の砂糖と水で煮た、シンプルな甘煮です。私は↑のように、ほんのひとかけら、味見という事でシュウに持って行きました。

 

しかし彼の答えは「NO.」

 

「前に給食の夏野菜カレーに入ってて、ダメだった。食べれなくて残した。」との事。かぼちゃは、形が無くなった状態なら大丈夫でも、形が残っているとダメな様です。

 

なるほどね。

 

 

じゃあ次は何にしようかな・・・よし。ポタージュつながりで、じゃがいもの冷製ポタージュ「ヴィシソワーズ」はどうだ↓

大丈夫でした。ヴィシソワーズって本来はポロ葱を使用するみたいですが、それは嫌がりそうなので無しで。

 

さつまいもは・・・どうだろうなあ~。かぼちゃが大丈夫だったんだし、これもポタージュにすればいけるかな? 苦手な物はまず、形を失くした方が取っかかりやすいというのはありますし。 でも、ポタージュばっかり続いてるから・・・そうだ。コンソメ系の食事タイプではなく、甘いスイーツ系ポタージュなら「またこれか感」薄まるかな↓

塩胡椒やコンソメ等は味付けに使っていません。皮を剥いたさつまいもを茹でてミキサーに掛け、牛乳や砂糖を加えた品です。シュウ、初めて出した際には完食してくれました。しかし2回目に出したら・・・全く口を付けず。

彼曰く、「前回は一応完食したけど、何かちょっと・・・。」との事。

 

甘い味付け、お口に合いませんでした?

 

じゃあ、普通に料理するか~。さつまいもはまだ余っていたので、私はかぼちゃ・じゃがいもの時同様、食事系さつまいもポタージュを作りました↓

味付けにコンソメを使ったこちらは、出す度にしっかり完食してくれました。やはり、さつまいもそのものがダメだったのではなく、味付けが嫌だったのですね。ちなみに表面にトッピングしたナッツ類もOKでした。シュウはピーナッツは大丈夫なので、「ピーナッツと似たような味の木の実だから、ピーナッツが大丈夫なら大丈夫だと思うよ。」と説明したら、口に入れる事が出来ましたね。

じゃあ、お次はコーン。小学生時代のシュウはコーンが大の苦手で、給食で出ると「息を止めながら一粒、噛まずに牛乳で流し込む」事で精いっぱいでした。けれども中学生になってからは、給食で出てくるコーンを食べられるようになったんですよ。コーンピラフとか。

だったら、家でもちょっと試してみようかなと。

タイミングが良い事に、ラムーの総菜売り場で3割引きコーンクリームコロッケを見つけたので・・・↓

シュウに出してみました↓

「美味しい。」と完食。

じゃあ次は、コーン入りマカロニサラダ

こちらも完食

ハンバーグだねにコーンを練り込んだ、ゆで卵入りコーンミートローフは・・・↓

こちらも完食

お~、コーンはもう大丈夫だね。写真は撮り忘れたのですが、コーン入りの味噌バター風味肉じゃがも完食しましたし。嬉しいなあ。工夫のし甲斐があるってもんです。

 

そんなわけで、今回紹介するのはこちら↓

ドラッグストアのコスモスにて購入した、インスタントのコーンポタージュです。

ホールコーンを買ってきてポタージュを自作・・・は、ちょっと取り組む時間が無かったのでね。インスタントで試してみる事にしました。

開封すると、コーンの香りがぶわ~っと広がりました。良い匂いです↓

袋に記載されている量に従い、器に12g出して・・・↓

お湯150mlを注ぐ↓

かなりサラッとしていて、ポタージュというよりスープに近いですね。味もあっさりしています。ちょっと物足りないかも。シュウに出してみたら、全部飲んでくれましたけれど。

ん~、「ポタージュ」なら、もうちょっと濃い方がいいなあ・・・。そう思った私は、濃度倍で作ってみました。24gにお湯150mlです↓

塩気は強めになってしまいますが、良い感じのトロミが付きました。コーンの風味も濃厚に。シュウにもこの倍バージョンを出してみたら、彼も「こっちの方が好き。」と言っていました。

でもそうすると、ポタージュの素の消費スピードが2倍に。何だかんだで塩分も気になるし・・・。あ、そうだ。簡単にコクを出せるアレがあるじゃない。牛乳。お湯を牛乳に変えて作ったら、塩分はそのままで満足感がプラスされるのでは↓

 

大正解。

 

コクとまろやかさが増大し、とっても美味しくなりました。素2倍バージョンと同じくらい好きですね。牛乳って偉大。牛さんに感謝。

 

このコーンポタージュの素、価格は税込み358円でした。規定量の使用ならば、1回分17,9円と経済的です。シュウには毎食必ず汁物を提供しているので、こちらの品も切らさないように買い置きしておく事にしました。汁物の手作りが間に合わなかった時にすぐに出せるようにね。

 

そんなけで、新たに食べられる食材や調理形態が増えたシュウでした。でも、他の調理方法だとね。しんどいかもしれませんけれど。同じ食材でも、調理方法や味付けによって変わりますからね。でも、これまで全く受け付けなかった物が、調理方法次第では可となったこれは大きな前進です。

今後も本人が負担に感じないスピードで、新たな食材やメニューを提供していきたいです。

 

それではまた次回。