発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

発達外来

今日は幼稚園で参観がありました。シュウはぼんやりしたり、ウロウロしたり、床に寝そべったりしつつも・・・とりあえず楽しそうにしていました。先生に手伝ってもらいながら工作をしたり、お友達とすごろくをしたりしていました。そんな様子を見てホッと一安心なmamemuchiです、こんにちは。

あなたは発達障害専門の病院ってご存知ですか?「発達外来」という名前が多く使われているかもしれませんね。シュウは年中の頃から発達外来に行くようになりました。療育開始が2歳でしたから、そこからは結構時間が経っています。

発達障害の場合、専門の病院には行く人と行かない人がいますね。まぁ発達障害って、手術したら治るとか薬飲んだら治るとかではないですからね。わざわざ病院に行く意味があるのか悩む方もいることでしょう。

そしてもうひとつ、発達外来は療育同様に需要量に対して供給量が圧倒的に少ないんです。これも病院に行かない選択をする理由の一つになっているのではないでしょうか。

シュウも、最初に病院に連絡してから初診までは1年以上かかりました。それでもこれはマシな方らしいです。1年半2年と待たなければならない場合もあるそうですから。

診てほしいと思っている患者さんの人数に対して、実際に発達障害を診る事ができるお医者さんはものすごく少ないのです。

シュウの場合は、まずはどこの病院にするか決める所から始まりました。これには療育が大変役立ちました。先生からも情報が得られますし、先輩お母さんの話も参考になります。それらのいろいろな話を聞いた結果、県内の少し離れた所にある病院に行く事に決めました。

まずは病院に電話です。すると、緊急か否かを聞かれました。緊急というのは例えば、自傷行為が激しすぎる・偏食がひどすぎて栄養失調状態・夜全く眠らずに暴れている等です。シュウはそこまで重い症状はありませんでしたから、緊急ではない旨を伝えました。すると、「また半年後に電話をください。」と言われました。半年後に電話をして、初めて予約を取ることができるのだそうです。なるほど、つまり今回の電話は予約の予約というわけですね。

そこから半年が経過し、改めて病院に電話をしました。そこでようやく、半年後に予約を取り付ける事ができました。つまり、合計で1年待ちです。

 

そうやって長い待期期間を経て、発達外来への通院はようやく可能になりました。しかし、ここからもまた大変なのです。発達外来は1回行って終わりではありません。初診後も基本的には定期的に通う事になる場合が多いです。その、毎回毎回の診察予約がまぁ取りにくい!

予約のシステムは病院ごとに違うと思いますが、シュウが通っている病院は、その場で次の予約が取れないのです。「来院したい月の前月1日から予約受付開始」なのです。例えば8月3日に行きたいとすると、7月1日以降じゃないと予約を受け付けてもらえないという事です。

これがもうね、毎月1日は予約争奪戦ですよ。受付開始時間直後に何回電話してもなかなか通じない。みんなが電話をかけまくっているんですね。自分の電話がいつ病院に繋がるか、これはもはや運次第です。たまたま電話が途切れたタイミングで、自分が電話を掛けられるかどうか次第です。うっかり1日に電話を掛け忘れてしまった事があったのですが、慌てて2日に電話を掛けたらもう予約はいっぱいでした。

患者側としましては、もっと何とかならんものか・・・とも思いますが、これはしょうがないですね。発達障害って、治りませんよね。改善される事はあっても完治はしません。ですから1度病院へ掛かった人は、基本的にはその後もずっと病院のお世話になり続けます。しかしその間にも新たな発達障害の人たちが新規で病院へ来ています。そう、患者は際限なくどんどん増え続けるのです。しかしお医者さんの数はそう短期間では増えません。予約が取りにくいのは致し方ない事だと思います。

 

そんなわけで、療育同様に発達外来も予約がものすごく取りにくいのが現状です。病院で診てもらいたいと思っているあなた、早めに行動した方が良いと思います。今の時期は特に予約が取りにくいかもしれません。入園入学を目前に控えた時期ですからね。「学校(幼稚園・保育園)に入る前に診てもらいたい。」と考える保護者さんは多いと思いますので。まぁ地域や場所によっては意外なほどあっさり予約が取れちゃったりするかもしれませんが・・・そういう場合はラッキーと思ってありがたく受診しましょう。

さて、そんな発達外来。一体どんな事をする場所なのでしょうか。次回は、私やシュウが経験した事をお話ししたいなと思います。

それではまた!