今日は朝から雨です。シュウは傘をまともに差さないので、雨の日の外出は毎回確実に濡れてしまいます。それの後始末が面倒だなぁと思っているmamemuchiです、こんにちは。
シュウが発達障害と指摘されたのは自治体による健診の時、2歳の頃でした。ただ、すでに1歳半健診の頃から要観察みたいな感じではありました。それで「2歳になったらまた健診に来てね。」と言われ、行ってみたら「自閉症の傾向がありますね。」という話になったのです。
それから少しして、自治体の集団療育に通わせてもらえる事になりました。翌年度からは、更にきめ細かい療育を受けた方が良いという事で、先生がマンツーマンで受け持ってくれるグループに異動しました。年中からは、軽いお勉強のようなものも始まりました。
全国的に、療育を受けられる場は不足気味と聞きます。すぐに療育を受けたくても、実際には長い期間待たなければならない方も多いようです。その点シュウはタイミングが良かったと言うか、恵まれていたと言うか。たまたま空きがあったのか、最初の療育からすぐに通わせてもらう事ができました。そして、途中で契約終了を告げられる事もなく、最後まで療育を受けられました。
しかし先に話しました通り、待期期間が長かった人も周囲にはいました。あとは、療育には通わせてもらえても、人数が多すぎる為に日数を減らされてしまった人もいました。自治体側も希望者全員を受け入れる事は不可能ですから、生活に支障が少ない子の場合は契約終了という事も。保護者さんはすごく不安に感じていたようでした。
自治体としてはどうしても「症状が重い子、日常生活における支障が多い子」を優先せざるを得ません。限りある財源や人員で行っているわけですからね。けれども、軽度の子にも様々な不安要素はあるわけで。難しいですよね。
シュウの場合は、医学的な判定としては軽度です。けれども日常生活に直結する部分での困難が多いので、最後まで療育対象だったのだと思います。それと、もしかしたら家庭環境も考慮されていたかもしれません。我が家は核家族でして、シュウは一人っ子です。親戚の類も皆、遠方に住んでいます。その為、シュウの世話は基本的に私が一人でしているのです。
ただでさえ大変な発達障害児の子育て。それを他に頼れる人がいない中でやっていかなければならない私。そのあたりの事を考えてくれたのかもしれません。だとしたら、本当にありがたいです。
以前ネットで「療育って本当に役に立つの?あんまり効果なかったよ。」というような意見を目にした事があります。私個人の意見としては療育ってね、子供の為っていうのは勿論なのですが、親の為にもなると思うんですよ。
発達障害児やその親は、そうしても世間の逆風に晒される事が多いです。見た目は普通なのに、年齢にそぐわないような言動を取りがちだからです。障害特性故の言動なのですが、「頭が悪い、ワガママ、躾がされていない、乱暴者、性格が悪い、放置親」のような評価を受けがちです。
悲しいし辛いです。でも、実際に周囲に迷惑をかけてしまっているのは事実なんですよね。だから辛いのです。申し訳ないなと思いつつも、どうにもならない。ただ日常を送るだけで疲弊してしまいます。
療育の場は、そんな疲れた親達を受け入れてくれます。先生たちはアドバイスをくれて、一緒に悩んでくれて、一緒に喜んでくれて、一緒に励ましてくれます。幼稚園や保育園で上手くいかない事があると、保護者と園の間に入って調整してくれます。他の保護者さんたちとは、定型発達の子の保護者さんとは話せないような事を話せます。
これらは私にとって、とてもありがたい事でした。世間や幼稚園では緊張して疲れてしまう私でも、療育の場ではリラックスできました。何も心配せずに過ごせたのです。私がここまでやってこれたのは、療育のおかげと言っても過言ではないです。
現在、療育を受けようかどうかと迷っている方もいると思います。日々の育児の困難さに疲れてしまっている方もいるかもしれません。そんなあなた、軽い気持ちで自治体に相談してみるのも良いかもしれませんよ。リラックスできる場を紹介してもらえるかもしれません。
療育の現場は人手不足、場所不足。早め早めの行動が吉だと思います。
あ、今回は病院の話をしようと思っていたのに・・・療育の話になってしまいましたね。病院の話はまた次回という事で(笑)
それでは!