発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

発達外来に行く理由

こんにちは、来週からは大寒波が来るようですね。今から不安なmamemuchiです。

発達外来に通っている方、きっかけは何でしたか?いつ頃から通い始めましたか?シュウは年中から通い始めました。そうしようと思った理由は「小学校に入る前には一度診てもらいたい。投薬が必要な場合の為に、病院に籍を置いておきたい。」でした。

それまでも自治体の療育には通っておりまして、病院には行かずとも不便は感じていませんでした。日常生活で困る事は沢山ありますが、療育・幼稚園と連携して何とか上手くやっていましたから。

ですが、療育は小学校入学と同時に終了してしまいます。これって全国共通なんですかね?それとも自治体によるのでしょうか?少なくとも私が住んでいる自治体は、未就学児のみが療育対象なのです。小学生以降も相談の場はありますけれど、定期的に通う療育の場はなくなってしまいます。民間だったらあるのかもしれませんけどね。

これって、ものすごく不安なんですよ。これまでは困った事があれば療育に相談できて、対処してもらえて、似た立場の他の保護者さん達とも定期的に顔を合わせる事ができました。これらが全部なくなってしまうのです。もちろん相談窓口のような部署はありますが、定期的に通うわけではないですからね。やはりこれまでのように気軽な相談はしにくいし、頼りにくいものです。

そういうわけで、どこか頼れる場が欲しい。相談できる場が欲しい。そこで発達外来ですよ。

それともうひとつが投薬や検査です。投薬やCT、脳波測定のような事は療育ではできません。これらは医療行為ですから、病院の分野なんですね。シュウの場合は通い始めた時点でこれらを必要としていたわけではありませんが、いずれ必要になるかもしれない。その時の為に、病院にシュウの状態を知っておいてもらいたいというのがありました。

私やシュウの場合は↑のような理由で発達外来へ通うようになりました。でも、みんながみんなそうではないですよね。通わなくても不便を感じないならそれでいいし、通うにしたっていつから通うかは個々の事情によります。みんな違ってみんないいんですよ(by金子みすず)。

しかし・・・愚痴っていいですか?シュウの初診時期に関しては、身内でひと悶着あったんですよ。身内の中に「とにかく早く大きい病院に連れて行け。3歳までに行かせろ。」と主張する人が何人かいたのです。

私はそこまで焦る必要はないと思っていました。もしもね、「明らかに定型発達の子とは大きく違っていて、トラブルが頻発。親も子も周囲も疲労困憊。なのにどこにも相談せず対処もしていない。」という状態ならばその主張もわかりますよ。でも、シュウは自治体の療育のお世話になっているし、幼稚園でも加配の先生が付いてくれています。療育センターに専門医が来てくれて、相談が出来る機会もあります。

ですからその時点で、わざわざ苦労して病院へ行く意義が見当たらなかったのです。しかし「病院に行って損になる事はないわけだから、うるさく言われるんならとりあえず行っとけば?」という意見もある事でしょう。

ところがそう簡単じゃないのが発達障害です。病院に行く事自体がものすごく大変なんですよ。多動で慣れない場所が苦手ですから、移動や待ち時間がハードル高いんです。そして発達障害ってね、あまりにも早く病院に行っても「発達障害かどうか、まだハッキリしないので様子見で。」と言われてしまう場合があるんですよ。重度なら小さいうちから分かるのでしょうが、軽度の場合は診断が難しいのでしょう。シュウも軽度ですからね。せっかく苦労して連れて行って成果ナシは避けたかったのです。

そんな私の思惑を勿論身内には説明しました。しかし、効果がありませんでした。多分、彼らは療育を信用していなかったのだと思います。と言うか、療育が何なのか自体よくわかっていなかったのかも。昔は療育なんてなかったのでしょうから、やっぱり医療機関が一番と思っていたのでしょうね。もう何度も何度もプレッシャーをかけられ続けました。シュウを心配しての発言なのはわかりますが、当時はとにかくそれが凄まじいストレスでした。

 

療育センターにだって専門家は居るんだよぉぉ!!シュウを病院に連れてくのがどんだけ大変か分かって言ってんの!? 周りにペコペコ頭下げまくって苦労して連れてって「様子見で。」とか言われたくないんだよ!!

大体、薬飲んで治るわけでもなけりゃ手術して治るもんでもないじゃん!発達障害ってさあ、大事なのは診断名じゃないじゃん!いかに日常生活における困難を軽減するかが大事でしょうよ!!!それはちゃんと出来てるんだよ!!!!!シュウと私の日常知りもしないのに、余計な事ばかり言ってくれるな!!!!!

 

・・・今回は当時の私の心の声で終わりたいと思います。皆さま、良い週末を!