シュウが好んで遊んでいるWiiソフト「星のカービィWii」。私もシュウにつきあって遊ぶ事があるのですが、それで気付いた事があります。カービィの音楽って、かっこいいんですね。ほのぼの系しか知らなかったので、驚きです。ボス戦とか後半のステージとかいいですよ。音楽だけ流して聞いていたい時も多いmamemuchiです、こんにちは。
絵的にもかっこいいシーンがあって、ムービーはついつい真剣に見てしまいます。全体的にはかわいいほのぼの系ですが、昔よりも格段に技術が進化していますからね。迫力あるシーンもあって見ごたえあります。
Wiiソフトですから、ハッキリ言ってかなり昔の作品です。けれども絵は十分にきれいだし、音楽いいし、ヘタクソな私でも一応プレイできるし、シュウも存分に楽しんでいるし。買って正解なゲームでした。
ちなみにシュウは長い間、「ワドルディ(カービィに出てくるキャラ)」の事を「ワドルデイ」と発音していました。小さい「イ」の読み方の法則が分かっていなかったのですね。それが近頃やっと、正しく発音するようになりました。YouTubeのゲーム実況動画で気づいたのだと思われます。
あとは「ディディーコング(ドンキーコングのキャラ)」の発音間違いにも気付くのみです。こちらもまた、「デイデイコング」って言ってるんですよね。
ところで。あなたは「自閉症は育て方の問題で心の病気」という説を聞いた事がありますか?実際の所、自閉症というのは生まれつきの脳機能障害です。育て方次第で悪化する場合はあるにしても、自閉症自体は後天的な原因で発症するようなものではありません。
ですから「育て方の問題」やら「愛情不足が原因」やらというのは間違いなのですが、そのように考える人は実際にいます。私自身はそういう人と直接接した事はないのですが、私の母はそういう人に遭遇した事があるらしいです。
遠方で暮らす母。ある時、とあるきっかけで知り合ったAさんに「孫(シュウ)が自閉症なんですよね。」みたいな事を言ったのだそうです。するとAさんは「でも自閉症って、医学的にハッキリしている病気ではないですよね。」というような発言をしたそうです。
たしかに自閉症は、絶対に間違いがない確固たる診断数値はありません。いえ、もちろんお医者さんが診断する為の診断基準はあります。けれどもその基準は絶対ではないのです。目安と言ったらザックリし過ぎかもしれませんが、「はい!あなたはこの数値が出たから100%自閉症!あなたは数値が1超えたから違うね!」というような類のものではないのです。
その証拠に、同じ症状であってもお医者さんによって見解が違ったりする事もあるようです。検査で出る数値の他にも、生活していく上での困難度やら本人の特性やら。様々な事をチェックし、総合的に判断するのですね。
ですから、そのAさんが何を言いたかったのかといいますと。
「障害があるから大変大変って言うけれどさ。それって躾の問題なのでは?根気よく躾れば伝わるでしょ? 親が躾を怠けているか、本人の頭や性格がよっぽど悪いのでは?」
・・・みたいな事でしょうね。しかし何度も言いますが自閉症は生まれつきのものです。生まれつき心臓が悪いとか、生まれつき知能に遅れがあるというのと同じです。そういう人たちに対して「身体を鍛えないからいつまでたっても弱っちいんだよ。」とか「努力が足りないから周囲より遅れてるんだよ。」とか言います?言いませんよね。
しかし発達障害に対しては、何故かその手の批判、「本人や親の努力不足説」がぶつけられるのです。
何故なんだ・・・。
やはりまだまだ周知度が足りないからなのでしょうね。しかも症状は人により千差万別。とてもわかりにくいです。そして通常の(という言い方も変ですが)所謂「知的障害」と違い、全体的に遅れているわけでもないというのがまた、わかりにくさに拍車をかけているとも思います。
自閉症等の発達障害児は、出来る事と出来ない事の差が極端なんですね。だから出来る部分を目にしてしまうと、「こういう事は出来るのに、何であれは出来ないんだ?おかしくない?」と思ってしまうのかもしれません。
しかし定型発達の人にも得意不得意はあります。自閉症児は、その差がちょっと大きめなだけなのです。本人も困っています。しかし本人にはどうにもならない脳の問題なので、短期間で大きく改善させるのは難しいのです。
ですから療育・リハビリ・加配・支援学級・支援学校・通級・放課後デイ等々・・・様々な方法でその差を埋めようとしています。
とても複雑でわかりにくく、一言で説明するのは難しい自閉症。誤解されるのも仕方ないかなという気もします。けれども自閉症に限らずですが、偏見は少しでも減ってほしいなと思います。
それでは今回はこのへんで。
↑この本は分かりやすくておすすめです。
↑現在のカービィ最新作はこれですね。