発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

発達障害とヘルプマーク

こんにちは、運転免許の更新期限が迫っているmamemuchiです。免許センターが遠いので、市内の警察署で済ませたいです。幼稚園の延長保育を使えば何とかいけるか・・・?土日はシュウを面倒見てくれる人がいないんですよねぇ~。

 

ところで、あなたは「ヘルプマーク」って知ってますか?次のようなやつです。

      

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見たことあるわ~っていう方もいますかね。ご存知ない方の為に説明しますと、これは「見た目で分からない病気や障害を持っている人のマーク」なのです。発達障害もそうですけど、外見だけでは障害や病気があるとはわからない人って沢山いますよね。そういう場合、例えば電車やバスで「席に座りたいなぁ。」と思っても、言い出しにくいですよね。

災害時やトラブルに巻き込まれた時なんかも、困っていてもなかなか自分から助けを求められないかもしれません。

そういう時、このヘルプマークがあれば周囲の善意に助けてもらいやすいのです。このマークの意味を知っている人が、力を貸してくれるかもしれないのです。

 

まだ全国に普及しているわけではないようですが、それでも取り入れる自治体は増えてきているみたいです。私が住んでいる自治体でも少し前に導入されました。このマークの存在を知る前から、私は常々思っていました。「パっと見て『障害がある』ってわかる目印があればいいのになぁ。」と。

シュウは人前でも自由な言動をとります。同年代の子と比べるとやっぱり落ち着きがないし、言ってる事も妙な感じ。動きも独特です。ですからやっぱり、「変な子扱い」される場合が多いのです。「躾がされてない」とかね。

でも、躾をしていないわけではありません。本人の性格が悪いからでもないのです。障害特性の為にどうしても「みんなと同じように」が難しいのです。できる対策はしていても、違和感のある言動をゼロにするのは困難です。かと言って、家に引きこもって生きていくわけにはいかない。人前には出ざるを得ないんですね。

そこで、どうか周囲の方々の理解や善意にすがりたい。「大迷惑になるような事は何とか阻止しています。ですから小迷惑は見逃してもらえませんか。決して放置しているわけでもないし、周囲に迷惑をかける事を是としているわけでもないんです。でも、今はこれが限界なんです。お願いします!!」という感じです。

ヘルプマークがあれば、その辺の事情を理解してもらいやすいように思います。「詳しい事はわからないけど、この子には何かどうにもならない理由があるんだな。」くらいに思ってもらえるかもしれません。実際にシュウは電車やバスに乗る際にヘルプマークをつけています。電車もバスも、たまにしか乗らないんですけどね。

やはりこのマークの効果なのでしょう。席を譲られた事が何回かあります。優しい人はどこにでもいるんですね。ありがたいことです。

でも、シュウは身体面は丈夫です。立っている事にはそれほど困難はないのです。珍妙な言動が多いが、故あっての事。どうか大目に見ていただきたい。」という意味のヘルプマークなのです。シュウの場合。

ただ、やっぱり電車にヘルプマークをつけた人が乗ってきたら、「席譲った方がいいかな。」と考えてくださるのが世の方々なんですよね。これってとっても素敵な事です。素直に嬉しいです。

こういう場合、私は「ありがとうございます。でも、この子は発達障害なんです。立っているのがしんどいような障害ではないので大丈夫です。すみません、ありがとうございます。」と着席を辞退するようにしています。けれども譲ってくれた方は大体「もうすぐ降りますからいいんです。どうぞ。」と席を勧めてくれます。

こういう場合、固辞しすぎるのも失礼ですよね。ですから、結局はありがたく席を使わせてもらう事になります。しかし肝心のシュウはおとなしく着席しない。「オレはすわらない。」と豪語したり、座ったと思ったら立ち上がったり、席を譲ってもらったにも関わらず床に寝たり。

 

私めちゃくちゃ気まずいじゃん。空気読めよ。

 

世の皆様方、電車やバスで「明確な知的障害があるようには見えないが言動が幼くて突飛」な子がいたら、それは発達障害児かもしれません。あまり気にしないでもらえると大変嬉しく思います・・・。

 

電車やバス以外では、イベント会場や祭り会場等でもヘルプマークは使用しています。今までにそういった事は1度も起きていませんが、迷子になった場合に備えてです。シュウは自分の名前くらいしか正確に言えません。どこから来たのかとか親の名前とか、迷子になった際に聞かれそうな事には答えられそうにありません。自分の年齢すら間違えて言う可能性があります。

ヘルプマークには文章を書き込める欄があります。私はそこに、発達障害で言葉が遅い事・人とのコミュニケーションが苦手な事・環境の変化が苦手な事を記しています。そして、私の名前と携帯番号も記しています。

こうしておけば迷子になってしまっても、誰か親切な人に気づいてもらえさえすれば私に連絡がくるはず。急な災害等で離れてしまった場合でも、心ある人がいれば保護してもらえるはず。

そんなふうに考えて、ヘルプマークを使用しています。

 

まだまだこのマークの存在を知らない人もいると思いますが、早く全国に普及すればいいなぁと思っています。まぁ前述の通り、発達障害の場合は使いどころが難しいんですけどね~。

それでは!

 

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