発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

秋田帰省⑫ 秋田ふるさと村 迷子編。

シュウが近頃ハマっているのはマインクラフトです。まず最初はスマホのマインクラフトをやりたがりました。YouTubeで知ったのだと思います。無料ゲームじゃない事に少々躊躇しましたが、「まぁ800円くらいならいいか。テレビゲームとかだったらもっとするし。」と考え、ダウンロード購入してやりましたmamemuchiです。こんにちは。

 

その結果、スマホを占領されるようになってしまいました。非常に迷惑です。まぁそれまでもほとんど占領されてたんですけどね。ゲームアプリやらYouTubeやらで。シュウにスマホは持たせていないのでね。私のスマホを貸しているんですよ。

その後、今度はタブレットでもマインクラフトをやりたいとか言うようになりました。同じゲーム2つもいらんだろと思いましたが、「おかあさんもやって。マルチプレイする。」と主張するシュウ。

私は正直、マインクラフトの楽しさがよくわかりません。操作の仕方も知りません。けれども、遊び相手くらいはしてやらないとなぁという気持ちはあります。その為、タブレットでもマインクラフトをダウンロード。

 

しかしやっぱり私は操作の仕方がわからず。シュウはスマホタブレットを並べて開き、1人2役でマルチプレイとやらを楽しんでいます

スマホを占領されるだけでも迷惑だったのに、同時にタブレットも占領される事となりました。本気で迷惑です。

 

それからしばらくして、 WiiUのマインクラフトがやりたい。」という段階が訪れました。もういい加減にしてほしいですね。けれども、シュウが欲しがるのはゲームくらい。遊び相手もいませんし、それだったらせめてゲームくらいは・・・。

そう思い、WiiU版を買ってやりました。

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ちなみに画面下のガムテープはシュウが貼ったものです。見た目が悪いですが、剥がすのが面倒でそのままにしています。

WiiU版で遊ぶようになった結果、スマホタブレットの占領時間は減りました。その代わり、テレビの占領時間が増えましたけど。でも、テレビは使えなきゃ使えないで困らないのでね。スマホタブレットを使えないよりは全然いいです。

 

さて、ここで話は大きく変わります。先月の帰省で秋田ふるさと村に行った私とシュウ。これまでに期間限定イベントやら遊び場やら紹介しましたが、まだまだ他にもいろいろな施設があります。

様々な手作り体験が楽しめるスタジオもあって、たくさんのお客さんがオリジナルグッズ作りに取り組んでいました。

私はそんな様子を見て思いました。

 

ここで何か作れば、夏休みの宿題1コ片付くんじゃないかな?

 

思い出も楽しみもあったもんじゃない、現実的な発想です。夏休みって、宿題多いじゃないですか。書いてれば終わるドリルなんかはいいのですが、困るのが創作系宿題の存在。工作とか研究とか感想文とか・・・あるじゃないですか。

シュウは支援学級在籍ですが、通常学級と同じように宿題は出ています。ですから何かしら取り組まないといけないのですが、シュウはそういう事に全く関心がありません。宿題の趣旨や内容を把握していないし、何をすればいいかも考えつかない。目的を持って実行に移すのも困難です。

だから、名目上は子供に向けて出された宿題ですが、実質は親に対しての宿題ですよ。

全部私が考えて采配しなきゃなりません。非常に面倒くさいです。(家で材料揃えてゴチャゴチャやるの厄介なんで、だったらこういう所でサクっと何か適当に作って済ませたいです。)

 

しかしシュウは手作りスタジオを完全無視。予想はしていましたが、ただの1mmも気が向く事はありませんでしたラクしたい私の思いはシュウに届きませんでした。

 

手作りスタジオを通過して、気の向くままに歩き回るシュウ。建物の上階へ行き、通路を進んでいました。すると通路の先に、ガラス張りの床が出現しました。一部分だけが透明なガラスになっていて、下が見えるのです。

歩みを止め、ガラス部分をじっと見るシュウ。私は「乗ってみなよ。」と言いながら、シュウを軽く押してみました。

 

全力で抵抗するシュウ。

 

案の定、乗ったら割れて落っこちてしまうと思っているようです。私は自らガラス床に乗り、大丈夫な事をアピールして見せました。

 

しかしそれでも絶対にガラス床に乗ろうとしないシュウ。

 

1度警戒心を持ってしまうと、なかなか払拭されないみたいです。

 

その後、建物を出て外へ。外は外で、いろいろなオブジェが飾られていましたが、シュウはやっぱり興味なし。

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オブジェには目もくれず、自由気ままにその辺を探索していたシュウですが・・・目を離した隙に姿が見えなくなってしまいました

建物の陰にでもいるんじゃないか。オブジェがたくさんあるから、物陰になっているだけで近くにいるんじゃないか。・・・そう考え、特に焦りもせずに近場を見て回りました。

 

近場にはいないようです。

 

ここでようやく私は焦りました。ふるさと村は広いんですよ。外の敷地もだだっ広いですし、建物もたくさんあるのです。その中からシュウを探し出すのは大変です。

さて、どこから探そうか・・・考えながら歩いていると、エレベーターが目に留まりました。エレベーター・・・・・・シュウが大好きな乗り物だ。

私はそのエレベーターに乗り、2階へ行ってみました。エレベーターを降りた先は通路になっていました。通路を見回してみましたが、シュウの姿は確認できず。通路を進んでみると、ワンダーキャッスルの出入り口が。

中を覗き込んでみると・・・いた

 

スタッフさんが体を屈めてシュウに何か話しかけています。対するシュウはボーっとした表情で立ち尽くしています。多分、スタッフさんの話が通じていないと思われます。

 

私は急いでシュウとスタッフさんの所へ。ほっとしたような表情を浮かべるスタッフさん。シュウはケラケラ笑いながらその辺を走り始めました。

シュウはどこに通じるのかも知らないままエレベーターに乗りこみ、ワンダーキャッスルへたどり着いたのでしょう。そして中を見てみたら何やら面白そうだったので一人で入ろうとし、そこでスタッフさんに止められたと思われます。

スタッフさんは多分、「大人の人は?」「チケット持ってる?」というような事をシュウに質問したのでしょう。しかし言葉が遅いシュウは、言われている事の意味が理解できず、どうすればいいのかわからずにいたのでしょう。

私が姿を見せた時に笑いながら動き始めたのは、安心したからだと思います。

 

チケットは私が持っていたので、改めて提示してからワンダーキャッスルに入りました。スタッフさんには迷惑をかけた事を謝罪しました。

 

スタッフさんも困ったでしょうね。言葉が通じないような年齢には見えないのに、何を話してかけても反応がないのですから。

 

ただ今回幸いだったのは、シュウにヘルプマークをつけさせていた事です。広くて人が多い場所なので、もしもの時の為に首から提げさせておいたのです。マークの裏面には名前や症状と共に、私の携帯番号も記載してありましたから。

私が行った時点でスタッフさんがそれらの情報を読んでいたかはわかりませんが、いつまで経っても保護者が現れなければ、最終的にはヘルプマーク裏面に目を通したでしょう。仮にヘルプマークの存在を知らない人であったとしても、それしか手がかりがないのですから。

ヘルプマーク記載の情報さえ読んでもらえれば、あとは簡単です。シュウから話を聞くのは難しいと判断し、館内放送等で私を呼び出すなり電話をかけてくるなりしてくれた事でしょう。

今回はたまたますぐに発見できたから良かったですけどね。エレベーターの行先が2階だけだったのが幸いでした。

 

というわけで。トラブルもあったものの、楽しい事がたくさんな秋田ふるさと村でした。

それではまた次回。

 

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↑シュウはマインクラフトによって、チェストというおしゃれな言葉を覚えました。私はタンスと言うので・・・。