今日はもう冬休み最終日。明日からは3学期が始まります。夏休みと比べると冬休みは、あっと言う間ですね。そろそろお正月気分から脱して、気を引き締めなければと思っているmamemuchiです。こんにちは。
お正月は手作りおせちで地味に過ごした私ですが、ちょっと華やかさも欲しいと思って・・・こんなのも買ってました↓
ビッグに買い物に行って見つけまして。その鮮やかさと、税込み939円というお値段に惹かれて思わず購入しちゃいました。自作のおせちがあまりにも地味なので、良い彩となりました。
・・・いや~・・・、ほら・・・私、面倒くさがりでしてね・・・。人様に出す物だったりシュウも食べるような品であれば、もうちょっと飾り立てるんですけどね。器をお正月っぽい物にしてみたりとか、カップやバラン、ピックを工夫してみたりとか。
でもねぇ、我が家の場合、頑張ってみた所で食べるの私だけなんで。自分一人の為となると、な~んか頑張る気が湧かなくて。必要最小限になってしまいます。ですから↑の、見目麗しいお正月っぽい和菓子は良い商品でした。
ところで。前回私は「自作おせちに豆腐カステラを入れた。」という話をしました。「豆腐カステラって何?」と思ったあなた。豆腐カステラは私の地元秋田の食べ物なのです。今回は、それについて語りたいと思います。
豆腐カステラの歴史は古く、江戸時代末期にはすでに存在していたらしいです。「カステラ」という名前はつきますが、カステラみたいなふんわりした食感ではないです。身も蓋もない言い方をしてしまえば・・・「甘い豆腐」ですかね・・・。
この豆腐カステラ、秋田で過ごした子供時代を思い出してみると、頻繁に食べたという記憶はありません。スーパーでは普通に年中売っていましたけれど。機会があれば口にしてはいましたが、頻繁に食卓に出される物ではなかったです。
どちらかと言うと、お土産や冠婚葬祭等の特別食のような位置づけの食品だったように思います。
豆腐と卵と砂糖を混ぜて焼くという不思議な食品「豆腐カステラ」。ハッキリ言って、「美味しい!!」と絶賛されるような物ではないと思います。馴染みの無い県外の方は、「ふ~ん・・・。」「不味くはないけど・・・すごく美味しいかと言われると・・・。」「何とも言えない味。これっておかずなの?おやつなの?」みたいな感想を持たれるのではないかと思います。
私も特別に大好きかと問われると、「それほどでもない。嫌いではないけど。」と回答するしかありません。そして、おかずなのかおやつなのかについては正直よく分かりません。個人的には、「お弁当の中の甘い卵焼きのようなポジション=甘ったるくて白飯のおかずには適さないが、一応おかずというジャンルにも鎮座している食品」だと思っています。
「郷土菓子」という名目で紹介されている場合もあるので、それを考慮するとおやつなのかもしれませんが。
そんな微妙な立ち位置の豆腐カステラ。秋田県内のスーパーに行けば普通に手に入りますが、手作りも可能です。使う食材や作り方、手順は人により違いがありますが・・・今回は私の作り方を紹介したいと思います。食材も手に入りやすい物ばかりですし、手順も簡単です。興味を持ったあなた、是非作ってみてね♪
★必要な材料(16×15cmの角形1個分)★
豆腐2丁・砂糖100g・卵3個。これだけです。私は1丁340gの豆腐を2丁使いましたが、こだわりがあっての事ではなく、たまたまそういう容量の豆腐が売っていたというだけです。そんなにこだわらなくても大丈夫です。このレシピだと、全量で1148kcalです。
★作り方★
①木綿豆腐に重石を乗せて冷蔵庫に一晩おいて、水切りします。
私は重石がダンベルという適当さですが・・・ちゃんと洗ってから使ってますよ(笑)? ↑の写真では撮影の為そのままの状態ですが、撮影後はレジ袋で覆っておきました。
②蒸し器をコンロにかけて、お湯を沸かしておく。
③型にクッキングシートを敷いておく。
④ボウルに卵を割り入れ、砂糖も入れる。泡だて器でかき混ぜる。泡立てる必要は無い
です。卵と砂糖がしっかり混ざればOKです。
⑤水切りした豆腐も混ぜます。手で潰しながらボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜ合わ
せればOK。豆腐の粒が残っていても問題なしです。
⑥出来上がった生地を型に入れます。
⑦型を蒸し器に入れ、30分蒸します。
⑧時間を見てオーブンを180℃に予熱します。そして蒸し上がった生地をオーブンに入
れ、1時間焼きます。
↑蒸し上がった生地。これで火は通っていますが、オーブンで焼き目を付け、水分を飛ばします。
⑨焼きあがったらオーブンから出し、粗熱が取れるまで置いておきます。ある程度冷め
たら、キッチンペーパーやサラシ、ガーゼ等で包んで余分な水分を取ります。
↑結構水分が出るので、何回もキッチンペーパーを取り換えました。
⑩大体の水分が出きったら完成です。
市販品はもっと焼き目が濃いので、もうちょっと長めに焼いても美味しいと思います。そしてこのレシピでは砂糖100gですが、完成品は甘さ控えめです。市販品はもっと甘さが強いので、甘いもの好きなあなたはもっと砂糖を増やしても美味しいです。
秋田の味、気に入っていただければ幸いです。それではまた!
↑豆腐カステラはネットでも購入可能。豆腐の「腐」を「富」と表記するのはよくありますよね。