発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

支援学級行事 親子遠足 水族館編。

買っておいたふりかけを使い切ってしまったので、新たなふりかけを求めて出かけたmamemuchiです。こんにちは。こんなふりかけを買ってきました↓

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ニチフリさんのバター醤油ふりかけですキャン★ドゥにて108円でした。バターの香りと言うか甘さと言うか、存在感がしっかりありましたね。醤油よりもバターが強いです。ご飯にバターと醤油をかけるという食べ方はした事がないのですが、このふりかけにより興味がわいてきましたよ・・・。

 

さてさて。前回はシュウの学校行事、親子遠足話の第1弾でした。今回は第2弾、目的地である水族館での話です。

ちなみにシュウ、水族館にはあまり興味が無いタイプです。これまでにも何か所かの水族館に連れて行った事があるのですが、これと言って楽しそうな感じではありませんでした。

最後に水族館に行ったのは、昨年の年末です。USJに行った帰り、海遊館へと足を運んだのです。その時もやはり興味がなさそうでした。あれから半年近くが経過した今回はどうか・・・。

 

やっぱりそれほど興味はなさそうでした。

 

ぼーっと座り込んでいたり、クルクルと回転しながら歩いたり、壁沿いに歩くという遊びをしたり・・・。他の子達は楽しそうに海の生き物を見て回っていましたが、シュウは相変わらずです。

それでもとりあえず、進路に従って進みました。その途中、私はトイレに行きたくなったので、シュウを先生に任せてシュウの側を離れました。

 

トイレを済ませて戻ると、シュウが床に仰向けに寝ています。そして、「ひぃ~ん・・・。ひぃぃ~~ん・・・。」と静かに泣いています。そして先生が側に屈みこんでいます。私がトイレに行っていた短時間の間に何があったと言うのか。

どうやら、先生の手がたまたまシュウの顔に当たってしまい、それが原因で泣いているようです。

 

先生がシュウを意図的に叩くわけはありませんから、本当にタイミング悪くたまたま当たってしまったのでしょう。しかし、電車50分+徒歩+バスという長旅で、疲れもあったからでしょうか。シュウは泣き崩れて動かなくなってしまいました。

 

巨大水槽の前なので、微妙に邪魔です。

 

先生が「ごめんね。」と謝っても、なかなか起き上がらないシュウ。私はシュウの気分を変えてやろうと考え、携帯片手にシュウの側へ。

「写真撮ろーっと♪」と言って、シュウを撮影しようと携帯を掲げました。するとシュウは、手で自らの顔を隠し、 「しゃしんは けして!!」と怒りました

 

私としては、写真撮影が好きなシュウの気をひくつもりだったのですが・・・。泣いている所を撮られたくないようです。

 

そういうプライドはあるんだ・・・。

 

それをきっかけに、ようやくムクリと起き上がったシュウ。ただ、不機嫌が直ったわけではないようで・・・。

小さい椅子を蹴っ飛ばしたり、重いベンチ(成人女性が片手で直すのが難儀な重さ)を全力でひっくり返したり、1人で別のコースに進んで行ったり・・・。

 

周囲やシュウ本人に危険がないよう気を配りつつ、私と1人の先生がシュウに付き添いました。怒りに任せて闇雲に突き進むシュウ。しかし何とか、午前の最終目的地であるイルカショー会場に到着。そこでおやつを渡され、ようやくシュウは落ち着きを取り戻せました。

イルカショーが始まると、シュウはまぁまぁ関心を持ってイルカを見ていたようでした。楽しめるポイントがあって良かったです。

 

イルカショーが終わると、時刻はちょうど昼食時。みんなで館内の飲食店に移動して、お昼ご飯です。シュウはお子様カレーとフライドポテトを選びました。お腹が空いていたのか、ペロリと完食しました。そして、食後のデザートにソフトクリームを食べたがりました。

私はシュウと共に受付カウンターへ向かいました。その途中シュウは、「おかあさんは いわないで!」と私に言いました。

どうやら、カレーとポテトの注文を全て私が行った事に不満を持っているようです。

私はシュウにお金を渡し、「『バニラソフトください。』って言うんだよ。」と教えました。

 

私からお金を受け取ったシュウは、カウンターへ。すでに何人かお客さんが並んでいるのに、シュウは列の先頭へ行きました完全に横入りです。私が後ろに並ぶよう言うと、すんなりと1番後ろに来ましたから、ズルしてやろうという思惑があったわけではないようですが。

 

シュウは、自分が列のどこに行くべきかの判断がしにくいのかもしれません。こういう事、実はよくあるんですよ。ですが既に述べました通り、注意すればすんなり聞き入れますから。最初から割り込みしてやろうという気持ちでいるわけではないと思います。

ほら、大人だってあるじゃないですか。列の最後尾や区切れ目がわかりにくい時って。そういう時って、間違った場所に並んじゃったりしますよね。シュウの場合も、そういう事だと思うのです。

 

それか、目的地(この場合は受付カウンター)の事しか考えられなくなってしまい、他のお客さんが目に入らなくなってしまうのかも。我に返って冷静になってみれば、並んでいる他のお客さんの存在を認識できます。しかし目的一直線のその瞬間は、並んでいる人の存在を失念してしまうのかもしれません。

これも、 「視野が狭い(物理的な視力の良し悪しではなく、精神的な意味合いで)」という発達障害児の特性のひとつと言えるでしょうか。

 

まぁそんなわけで、最後尾に並び直したシュウ。そのまま待っていると順番がきました。シュウはきちんと注文をして、ソフトクリームとお釣りをもらい、席まで戻ってくる事が出来ました。

 

レシートは放置だったのが惜しいですが・・・。

 

でもまぁ上出来です。券売機で切符を買う事はできませんでしたが、ここでは自分で買い物が出来ました。

 

食後は水族館の前にある広場で少し遊びました。水族館館内よりもシュウはこっちの方が楽しいようで、駆け回っていました。

 

広場遊びが終わると、早いものでもう帰らなければならない時間です。次回は帰りの道中での出来事を話したいと思います。

 

 

それではまた!

 

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↑シュウが撮影した大水槽。これ以外にも、似たような写真やピンボケ写真を撮りまくっていました。

 

↑水族館のお土産売り場はキラキラしたキレイな物やかわいい物が多いので、見ていると楽しいです。

 

↑こういう水族館っぽさ全開の物も良い。何個でも欲しくなります。

 

支援学級行事 親子遠足 往路編。

夏になると私は思います。どうしてホットカーペットはあるのにクールカーペットは無いのか?寒い時は温かいカーペットに寝そべっていれば幸せになれるのに、夏はそういう物がありません。これって何故なんでしょうか。現代のテクノロジーを持ってすれば実現不可能ではないと思うのですが。エアコンは温風も冷風も出せます。ストーブの逆バージョンとしては扇風機があります。そんな風に、ホットカーペットの夏バージョンが欲しいmamemuchiです。こんにちは。

 

4月から支援学級に通っているシュウ。小学校の行事はいろいろありますが、中には支援学級だけの行事もあります。親子遠足がそうです。毎年行先は違うらしいですが、支援学級の児童+先生+保護者で、電車に乗ってちょっと遠出をするのです。これまでは観光地や博物館、工房等に行っていたそうですが、今年の行先は隣県にある水族館です。これまでの行先と比べると少し遠いのですが、今年は上の学年が多いので冒険してみる事にしたようです。たしかに、1年生はシュウだけです。他の子たちは結構しっかりしていますから、距離を伸ばしてみるのはありですね。

この親子遠足の当日を迎えるまでに、子供たちは電車の乗り方やお金のやりとりに関して学習していたようです。当日は、子供たちには子供たち用の財布を持たせて、自分で支払いをしてもらうのです。シュウも親子遠足を楽しみにしているようで、私も当日を楽しみにしていました。

 

いよいよ当日。週間予報では怪しい天気だったので心配でしたが、見事に晴れました。お出かけ日和です。過去には大雨直撃だった事もあったそうですから、今回は運が良かったです。

朝、忘れ物が無いか確認してから小学校へ。他のみんなや先生と共に、駅に向かいました。駅の片隅で点呼や挨拶等を済ませ、いざ電車へ。

シュウは誰よりも早く券売機へと駆けていきました。練習した成果を発揮する時です。しかし、いざ実物の券売機の前に立ったら動揺してしまったのか。シュウはどのボタンを押すべきか迷っている様子。

私は「シュウは子供だから、このボタンだね。」と、券売機の子供マークを示しました。しかしシュウは子供マークのボタンを押す事を拒否しました。何故か。

 

子供マークの色が赤だったからです↓

 

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自分は男の子だからのはず(トイレ準拠)。何故を押さなければならないのか。

 

・・・というのがシュウの主張のようです。

 

・・・へー・・・そこ拘るんだ・・・。そういう事、気になっちゃうんだ・・・。

 

私は「トイレの場合は男女で分けるからシュウは青になるけれど、券売機の場合は大人と子供で分ける。見てごらん、青が大きい人マークで、赤が小さい人マークでしょ。シュウは子供だから赤でいいんだよ。」というような事を説明しました。

 

納得しないシュウ。

 

自分は青のはずだという意見を絶対に曲げようとしません。ちなみにゴネるくせに先頭を陣取った為に、ふと後方を振り返ると待ちの列が。同じ支援学級の子供たちなので、状況を察したのか・・・急かさずに待ってくれています。

そんな配慮に余計に焦る私。

再びシュウの説得にかかりましたが、聞きやしない。私とシュウがワーワー言い合っていると、情緒クラスのJ君がいつの間にか側に。

「それね、そのボタンを押すんだよ。それからね、○○円のボタンだよ。あとね・・・etc・・・。」と、シュウに説明してくれました。しかしシュウは聞きやしない

この親子遠足は、自分で切符を買う経験をするのも目的のひとつです。その為、J君のお母さんはJ君に「シュウ君はちゃんと自分で考えて買うからいいの。静かに待ってなさい!」と言っています。しかしJ君聞きやしない

 

子供ボタンひとつにいちいち拘って怒り狂うシュウ必死で説得する私ひたすらアドバイスをし続けてくれるJ君J君を止めようとするJ君のお母さん。話しかけられてる側(シュウとJ君)が全く話に耳を傾けないので、状況が全然好転しません。

 

何だろう。券売機前で繰り広げられるこの混沌とした状況は。

 

電車の切符一枚買うだけでこんなに苦労するなんて完全に想定の範囲外です。おまけにシュウは色だけにとどまらず、今度は「お母さん(私)の切符と自分の切符。一緒に買いたい。」とか主張し始めました。

シュウの財布にはシュウの往復分の交通費しか入っていません。おつりで混乱しないように、ピッタリの額の小銭が入っているのです。シュウの財布から私の電車代まで出してしまうと、足りなくなります。まぁ足りなくなったら私の財布からお金を移動させればいいのですが、それだと計算が面倒です。私は私で切符を買うので、シュウには自分のぶんだけを買ってほしいです。

しかしやっぱり聞きやしない

 

こうなると最早、自分で切符を買うどころの話ではありません。シュウの後ろに並ぶ子たちも、長い事待たせてしまっています。

結局私がシュウの財布からお金を出し、券売機の操作もしました。

 

練習の成果、発揮できず。思わぬ所に引っ掛かりました。またひとつ、シュウのこだわりポイントを学ぶ事が出来ました。

 

その後、電車の中では楽しく過ごしていたシュウ。不機嫌を引きずらずに済んだのは何よりです。しばらく電車にゆられて下車した後はバス停へ。バスを降りた先が目指す水族館なのです。

ちなみにシュウはバスの降車ボタンを押したい派の人です。降車時、他のお客さんに先にボタンを押されてしまった時はヒヤリとしました。しかしシュウは「あー・・・、おせなかったかぁ・・・。」と呟いただけで、不機嫌になる事はありませんでした。意外・・・ちょっと成長した?

 

そんなわけで、初っ端からトラブルが発生しつつも何とか水族館に到着しました。次回は水族館での出来事を話したいと思います。

それではまた!

↑シュウのお財布。お札を持たず、小銭だけならこういうサイズで十分です。ひもが付いているので首にかけられるのも便利。

 

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↑シュウが好きなカービィですが、お財布があるんですね。でも、デザイン的に女の子向けかなぁ~?

 

 

 

 

下校時、確認不足で大混乱。

突然ですが、私の姉が以前言っていました「ケーキが食べたくなる事があるんだけど、ケーキを買うのは何か大げさ。そんな時はクレープがいい。クレープを食べればケーキを食べたような満足感が得られる。と。

たしかに、クレープはクリームもフルーツもたっぷりですからね。ケーキの仲間と言えましょう。そんなわけで、久々にクレープを食べましたmamemuchiです。こんにちは。

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ファミマのチョコバナナクレープです。これ、以前テレビでも紹介されていましたよね。「プロが認める美味しいコンビニスイーツ」的な番組で。うろ覚えでスミマセンが・・・。

食べてみたら「皮はもちもち」「クリームたっぷり」「バナナがゴロン!」でとても満足しました。その名に偽りなしでした。

 

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お値段税込み298円、320kcalです。手軽に美味しいクレープが食べれて嬉しいですね。

 

さて。4月に小学生となったシュウ。1学期の間、全体的には楽しく学校生活を送っていたものの、幾度か爆発してしまう日もありました。微妙な理由での登校拒否だったり、登校班のペースに着いていけないが故の怒りだったり。疲れが原因と思われる場合もありました。

こうして思い返してみると、全部登校時の話ですね。朝は要注意のシュウです。しかしそんなシュウが、1学期も終わりが近づいていた先月の某日、下校時に荒れ狂いました

 

その日、私は用がありました。下校時にお迎えに行けません。その為、お迎えを放課後デイに依頼していました。デイの先生に車で小学校まで来てもらい、シュウを引き受けてもらうのです。そしてシュウはそのまま車でデイに行って、時間になるまではデイで過ごす。

そういう予定でした。ちなみにデイは毎日利用しているわけではなく、行かない日もあります。行く場合でも、私が連れていく日と先生に迎えに来てもらう日があり、結構変則的です。

 

突発的な状況の変化や予想外の出来事に弱い自閉症児シュウですから、毎日欠かさず「今日はデイは無いから、お母さんが迎えに行くね。」「今日はデイがあります。お母さんと行きます。」「今日はお母さんは迎えに行けないから、デイの先生が迎えに来ます。」等と予定を伝えていました。

 

その日も私はシュウに、「今日はデイがある。」「お母さんは迎えに行けない。」「お昼ご飯はデイでカレーを食べます(小学校が給食無しの午前終わりだった)。先生が準備してくれます。」「お迎えはデイの先生です。」という旨を伝えました。

 

今までは、それで上手くいっていました。シュウが思い違いをする事はなかったのです。ただ、この日は違いました。もちろん私はその場にいたわけではないので、以下の出来事は全て先生から聞いた話です。

 

小学校の帰りの会が終わり、児童たちは集団下校の為に運動場へと集まり始めました。シュウも私がお迎えの日には運動場へ向かいます。デイの先生が迎えに来てくれる日は運動場へは行かず、正面玄関で迎えを待ちます。

この日はデイの先生が迎えに来る日ですから、当然シュウが向かう先は正面玄関です。しかしシュウは「きょうはおかあさんがくるよ。おうちにかえるよ。」と言い、運動場へ向かったのだそうです

ただ、当然の事ながら、デイと小学校の間で連絡はとっています。この日はデイが迎えに行くという旨、小学校には伝わってます。ですから小学校の先生は最初、シュウを正面玄関へ連れて行こうとしていたのだそうです。

しかし当のシュウは「今日はデイが無い。」と主張するのです。おまけにタイミングが悪い事に、いつもは早めに到着するデイのお迎えが、この日は遅かったのだそうです。帰りの会が終わった時点で、まだ小学校に着いていなかったのです。

 

その為、先生も迷ったのだそうです。「あれ・・・?今日ってデイの日では・・・。無いなら無いでお母さん(私)がそう言うはずだし。でも本人(シュウ)は無いって言ってるし、デイの先生も来てない。いつもならもう来ている時間なのに。連絡ミス?今日はデイ無いの?でも、お母さん(私)の姿が見えないし・・・。」というような心境だったのでしょう・・・。

 

その為、とりあえず他の児童と同じく運動場にて待機のシュウ。全員がそろったので、下校の集団が動き始めました。そしてシュウが小学校の門を出たところで、ようやくデイの先生が到着しました。

 

やはりミスっていたのはシュウでした。

 

行き違いにならなくてよかったと先生は安堵して、シュウに「デイの先生が来たよ。今日はデイあるよ。」と伝えました。

 

シュウ、一瞬で怒りが臨界点に到達。

 

泣き叫んで走り出してしまったのだそうです。場所はすでに小学校の敷地外。普通に外です。車も通ります。自転車や通行人もいます。

すぐにシュウを追いかける先生たち。しかしシュウを捕まえて拘束する事はできませんそれをすると、シュウの怒りが更に増幅するからです。

その為、先生数人でシュウを包囲するように立ち、危ない方へ走っていかないように見守るという対応をしてくれたそうです。距離をつめすぎてもシュウは怒りますから、ある程度の距離を保ちつつシュウが落ち着くのを待ったそうです。

 

先生たちの適切な対応のおかげでシュウは、最終的には大人しくデイの車に乗り込み、デイに向かったとの事でした。後日聞いたデイの先生の話では、デイに着いて以降は別段不機嫌になる事はなく、いつものように過ごしていたそうです。

 

今回シュウは、どうしてそこまで激しく怒ったのか。車が嫌い?デイが好きじゃない?

 

いえいえ、そんな事はありません。シュウは乗り物が好きです。車も好きで、デイの車には今までも乗っています。デイが嫌いという事もありません。デイに通い始めた当初こそ別れ際にグズグズしていましたが、慣れてからは楽しんでいます。「○曜日も行きたいなぁ・・・。」なんて事を自ら言ったりもするくらいです。

 

では何故このような事になったのか。

 

計画が狂ったからです。

 

シュウはお母さん(私)と一緒に歩いて帰宅するつもりでいたのです。今日はデイは無いのだと信じ込んでいたのです。それなのに突然「今日はデイがあるし、お母さんは来ないし、家には戻れないよ。車でデイに行ってね。」と言われてしまいました。

いきなり想定外の事を言われて、シュウはパニックになってしまったのです。

 

定型発達の子であれば、この程度の変化には対応が可能だと思います。「あ、勘違いしてた。そっか、今日はデイか。」くらいのものでしょう。

しかし自閉症児というのはそのへん非常に難しいと言うか何と言うか・・・。

この場合、デイが好きか嫌いか、車が好きか嫌いか。そういう事は一切関係ありません。いきなり状況が変わってしまった事が問題なのです。シュウは変化に激弱なのです。

自閉症児と接した事が無い人にとっては信じられないでしょうが、この手の事は日常茶飯事なのです。通常これくらいの事は想定できてるよね・・・というような事でも、シュウ(自閉症児)は考えが及ばないのです。

 

この日は朝から少々機嫌が悪かったシュウ。そして小学校自体も給食無し、午前で終わりと変則的でした。そういう影響もあったのか、私の言い方がわかりにくかったのか・・・結果的にシュウに間違った認識をさせてしまいました。

 

いつもとパターンが異なる場合は、より一層丁寧な説明や確認が必要だなと学びました。

 

それでは今回はこのへんで。

放課後等デイサービスって、どんな内容?

8月になりましたね。この季節にぴったりな雰囲気の飲み物を見つけて興味を持ったmamemuchiです。こんにちは。今回ご紹介するのはこちら↓

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ファミマにて購入しました爽快ラムネウォーターです。

 

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ラムネ風味飲料、ラムネウォーター・・・という言い方ですので、本来のラムネとは違うようです。早速飲んでみますと・・・「ラムネ」と名前に入っていますが炭酸ではないです。これなら、炭酸飲料が苦手な方でも安心して飲めますね。

甘さは結構しっかりしています。「○○ウォーター」と名のつく飲料の中には、甘さがかなり少ないタイプもありますが・・・このラムネウォーターはしっかりめの甘さです。そして、何だか懐かしい味・・・。知ってる味だ、何だっけなぁ・・・?

・・・あ!思い出しました!ラムネ系ソーダ系のアイスと味が似ているのです。

 

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この飲み物は株式会社エルビーさんの商品で、500ml入り155kcal、お値段税込み110円です。期間限定商品のようですので、気になる方はお早めに!

 

ところで。あなたのご家庭では、子供たちは放課後どのように過ごしていますか?家でのんびり、学童、習い事、友達と遊ぶ・・・等が多いでしょうかね。シュウは放課後等デイサービスを利用しています。「デイサービスは高齢者が利用するもの。」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は子供のデイサービスもあるのです。

この放課後等デイサービス(放課後デイ・デイ・・・等と言う事が多いです)、どういうものかと言いますと。一言で言うと「障害児用の学童」でしょうか。

 

障害の種類や度合にもよるので一概には言えませんが、一般的に障害児は、放課後や休日の過ごし方が限定されがちだと思います。

まず、通常の学童。これは利用が難しいです。利用者の数に対して大人の数が圧倒的に少ないですからね。見守りや個別対応が必要な子供は利用しにくいのです。

 

習い事も難しいです。シュウの場合は、先生の指示が通らない場合も多く、特性に合わせた丁寧な対応が必要になります。ですから、グループや集団で行うタイプの習い事では、言い方が悪いですが周囲の足をひっぱってしまうと思います。そうなると、他の子や保護者さんは不満を持つことでしょう。お金を払って来ているのですからね。「あの子のせいで、ちっともレッスンが進まない!月謝がもったいない!」なんて思っても不思議はありません。そういう事態はこちらとしても避けたいのです。

では個人レッスン系の習い事ではどうか。これはねぇ・・・正直、お金がもったいない。どういう事かと言いますとね。発達障害のシュウは言葉が遅く、物事の理解も同年代と比較するとゆっくりです。ですから、習い事に通っても月謝分の事を習得出来ないように思うんですよ。

習い事って、「○○を覚えさせたい。」「△△が出来るようになりたい。」等の目的があって通いますよね。その目的を達成する為に、安くない月謝を払います。そう考えますとね・・・シュウのコミュニケーション力、理解力では習い事はまだ早いかなぁという感じです。

まぁ友達作り目的で習い事をするような方もいるでしょうが、そういう面でもシュウは望み薄ですから・・・。事情を把握している大人の介入なしでは、同年代の子と良い関係を築くのは困難です。

そしてこれはシュウではなく私側の事情ですが、送迎が難しいというのもありますしね。

 

では、「友達と遊ぶ」。これはどうか。これもシュウの場合は難しいですね。

「今日遊べる?」

「いいよ~。」

「じゃあ学校終わったら家に来て。」

「わかった。じゃあまた後でね~。」

 

・・・絶対無理。

 

そうなるともう、「家でのんびり」くらいしか選択肢がないんですよ。まぁ家でのんびりが悪いわけではありませんが、毎日毎日となるとねぇ・・・。私が用事で家を留守にする場合もありますし。

 

・・・というわけで、ここで話はようやく放課後デイに戻ります。放課後デイはシュウのような、放課後の居場所がない子供が安全に安心して過ごせる所なのです。

放課後デイもたくさんありますので、細かい内容は様々です。参考までにシュウが通うデイについて、少し話したいと思います。

 

基本的に日曜日以外は子供を引き受けてくれます。祝日や土曜日も見てくれるのはありがたいですね。定員があるので、希望者が多いと毎回確実には入れない・・・という事になってしまいますが。デイの利用を考える場合、そのへんの確認は重要だと思います。

 

希望すれば送迎もしてくれます。シュウのデイでは片道50円で受け付けてくれますね。往復でも100円ですから、何度も利用させてもらっています。

 

そして、子供たちはデイでどのように過ごすかと言いますと。これはデイ毎に特色があると思います。大きく分けると、運動特化型・勉強特化型の2タイプでしょうか。シュウのデイは勉強型ですね。とは言っても、ガッチガチの学習塾みたいな感じではありません。普通に遊んで過ごす時間も多いですから、勉強嫌いでもストレスにはならないと思います。放課後にお世話になる場合は宿題をする事が多いです。休日の場合はデイが用意したプリントに取り組む事もあります。パソコンが得意な子はパソコンに向かったりもするみたいです。

 

放課後・休日共におやつが出るので、それを楽しみにしている子もいるみたいです。市販品のお菓子の日もあれば、手作りおやつの日もあったり。工夫してくれてますね。ちなみに1日あたり100円をおやつ代として支払います。デイの先生の話ですと、「おやつ代という名目ではあるけれど、実際は教材費も含まれている。だから、うちのデイでは教材費を別に徴収する事はない。」との事でした。このへんも、デイによってやり方が違いそうですね。

そして休日の昼食。これはお弁当持参の日もあれば、みんなで調理実習の日もあります。ちなみに調理実習の日は昼食代として200円が必要です。みんなで楽しく料理体験が出来て、おいしい食事ができる。これで200円ですから、素晴らしいです。本来であれば。

・・・残念な事にシュウは偏食児。せっかく調理実習があっても、食べられない事が多いです。その為、デイで昼食を準備する日であっても、シュウはMy昼食持参です。・・・調理の過程だけでも楽しんで参加できればいいなと割り切っています・・・。けれども先日の調理実習の日。シュウに持たせたエプロンと三角巾は、帰宅後も私が畳んだ状態と全く変わっていませんでした。

 

調理すら参加していないと思われます。

 

そしてこれもデイによって違うと思いますが、お出かけの日があったりもします。シュウはまだ一度も参加していませんが、先生たちが子供たちを連れて少し遠出をしてくれるのです。デイの代金とは別に、交通費や入場料等の実費が必要です。行先は子供が楽しめるような場所ですから、シュウも機会があれば参加させたいと思っています。

これもね。障害児の場合、外出が難しい場合がありますから。親がなかなか遊びに連れて行ってあげられない家庭もあります。そういう部分に対してのサポートですね、お出かけの日は。ありがたいですね。

 

・・・とまぁ、シュウが通うデイはこんな感じです。粗悪なデイだと、子供たちを集めてひたすらDVD見せるだけで終了なんて事があるらしいですからね。シュウが通うデイは、いろいろと工夫や配慮をしてくれるので大変ありがたいです。限られた人材と財源の中で、本当に良くしてくれているなぁと思います。

 

デイを利用させてもらえるおかげで、私は用事で出かける事ができます。シュウは放課後も寂しい思いをする事なく過ごせます。学校が休みの日も、刺激のある生活が出来て色々吸収する事ができます。

障害児向け福祉サービスにはものすごく助けられています。感謝感謝の毎日です。

 

放課後デイ利用を検討しているあなた。自治体とのやり取りやらデイとのやり取りやら・・・結構いろいろありますから、早め早めに動く事をおすすめします。今回の話はあくまでもシュウが利用しているデイの話ですから、あなたの家の近所にあるデイはまた全然違うかもしれません。先輩お母さんの話を聞けると、役立ちますよ~。

 

それではまた!

↑普通のラムネアイスも好きですが、ラムネ菓子入りだともっと嬉しいです。

 


 

シュウの登校拒否 パターン2。

連日の暑さで食欲が落ちていませんか?もともと梅干しが好きなのですが、暑い時は特に食べたくなるmamemuchiです、こんにちは。梅干しには疲労回復効果が高いクエン酸や、熱中症対策に大事な塩分が含まれていますから、体が欲しているのでしょうか。

ちなみに梅干しとは全く関係ないのですが、これおすすめです↓

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フライドオニオンです。100円ショップのキャン★ドゥにて購入しました。たっぷり120g入りで税込み108円です。

 

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手軽にサクサク食感を加える事が出来るので重宝しています。何に使っても基本的に美味しいのですが、私はご飯に混ぜるのが好きです。ご飯・フライドオニオン・刻んだ大葉・ごま油・醤油を混ぜると美味しい!簡単ですけれど、ごま油のコクや大葉の香り、フライドオニオンの食感なんかが一体となって、とても美味しいです。あなたも是非試してみてくださいな。ゴマを混ぜたり梅肉を加えたり、アレンジも効果的です。

 

ところで、少し前に私はシュウが初めて登校拒否した時の事を話しました。その後は通学帽が原因で登校を渋る事はなかったのですが、別の理由での登校拒否が発生するようになりました。その理由とは・・・

 

「眠いから。」

 

気持ちは分からないでもないです。

 

とある日の朝、シュウはいつものように家を出て、登校班の集合場所へと向かっていました。しかし集合場所へ着いた直後、急にグズり始めました。

 

「ぼくはねむいから、いえにかえってねる!しょうがっこうはいかない!」

 

前日に夜更かしをしていたわけではないのですが。まぁ小学校生活もそれなりに疲れるものでしょうし、それに加えて毎日毎日ひどい暑さ。気が滅入っても不思議はありません。1学期も終わりに近づいてきて、これまで頑張ってきた分、疲れも出てくるでしょう。

私は「小学校までは行って、教室の隅っこで寝たら?」「歩いているうちに眠いの無くなるかもよ。」「今、家でたくさん寝ちゃうと、夜に眠れなくなるよ。」等と説得してみましたが、シュウは全く聞かず。

ちなみにシュウが通う知的クラスの教室には、ソファが置いてあります。睡眠用です。子供たちは障害特性上、疲れやすかったり夜なかなか眠れなかったり・・という事があるようなのです。その為、仮眠できるようにソファが教室の片隅に置いてあるのです。

 

それはともかく・・・説得に応じずグズグズなシュウ。それどころか不機嫌度合が増してきたようで、「おかあさんはかえって!」「こないで!」と言って私に体当たりしてきます。完全に八つ当たりです。

・・・いや・・・、私としては大歓迎ですよ?私が付き添わなくても登校班で行ってくれるのは。でもシュウ、「母(私)が付き添わないと登校は無理」という事を自分で証明しちゃってるじゃん

今、ものすっごい不機嫌じゃん。そういう状態になると、人の話全く聞けないじゃん。不機嫌爆発状態のシュウを制御するなんて、12歳(班長さん)には不可能じゃん。私、一緒に行くしかないよね?

 

さてどうしようか・・・と思っているうちに、登校班のメンバーが全員集まりました。しかしシュウは「行こう。」と声をかけられてもなかなか動きません。

それでも実際にみんなが歩き始めたら、「・・・なんか、置いて行かれるのもそれはそれで嫌だな・・・。」とでも思ったのか・・・遅れがちながらも、私を押しながらも、とりあえず歩き出してくれました。

 

その日はそれで済んだのですが、シュウは後日再び同じ理由で登校拒否をしてきました。しかも1回目よりも激しく、玄関を出た瞬間からグズり始めました。初回と異なり、頑として玄関前から動かないシュウ。家の中に戻りたいと大騒ぎし始めました。ここまでになると、もう無理です

仕方がないので玄関の鍵を開けてやり、家の中に戻しました。そして登校班には「遅れて行くから先に行ってくれ。」という旨を連絡しました。

 

家に戻ったシュウは、ミノムシの様に布団にくるまってしまいました。説得はいろいろしましたが、最終的には「みんな歩くの早いし暑いし、シュウは疲れるよねぇ。今日は登校班では行かなくてもいいから、少し休んで、○時△分になったらゆっくり歩いて行こうか。」という言葉にシュウは納得してくれました。

頭ごなしに「行きなさい!」とは言わずに理解を示し、代替案を出したのが良かったのでしょうか。他の児童がみんな登校した後に、2人で歩いて小学校まで行きました。

ちなみに家から小学校までは子供の足で大体20分くらいです。ものすごく遠いわけではありませんが、近いわけでもないですね。悪天候の日や猛暑の日は、シュウにとってはしんどい道のりかもしれません。

 

結局この日、何とか遅刻は回避できました。普段よりも遅いながらも、登校時間内に小学校に着きました。

この日から数日後、小学校は夏休みに入りました。夏休み中に、シュウの疲れがリセットされると良いのですが。2学期はまた、元気に登校してほしいものです。

 

それではまた!

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↑フライドオニオンも良いですが、フライドガーリックも美味しいです。こってり系ラーメン・海苔・フライドガーリックを一緒に口に入れるのが個人的に好きです。
↑シュウはどんなに暑くて寝苦しい夜でも掛け布団をしっかり掛けます。暑いのに何故・・・安心感?そのままにしておくと汗だくになるので、寝入った後にそっと布団を外しています。