発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

下校時、確認不足で大混乱。

突然ですが、私の姉が以前言っていました「ケーキが食べたくなる事があるんだけど、ケーキを買うのは何か大げさ。そんな時はクレープがいい。クレープを食べればケーキを食べたような満足感が得られる。と。

たしかに、クレープはクリームもフルーツもたっぷりですからね。ケーキの仲間と言えましょう。そんなわけで、久々にクレープを食べましたmamemuchiです。こんにちは。

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ファミマのチョコバナナクレープです。これ、以前テレビでも紹介されていましたよね。「プロが認める美味しいコンビニスイーツ」的な番組で。うろ覚えでスミマセンが・・・。

食べてみたら「皮はもちもち」「クリームたっぷり」「バナナがゴロン!」でとても満足しました。その名に偽りなしでした。

 

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お値段税込み298円、320kcalです。手軽に美味しいクレープが食べれて嬉しいですね。

 

さて。4月に小学生となったシュウ。1学期の間、全体的には楽しく学校生活を送っていたものの、幾度か爆発してしまう日もありました。微妙な理由での登校拒否だったり、登校班のペースに着いていけないが故の怒りだったり。疲れが原因と思われる場合もありました。

こうして思い返してみると、全部登校時の話ですね。朝は要注意のシュウです。しかしそんなシュウが、1学期も終わりが近づいていた先月の某日、下校時に荒れ狂いました

 

その日、私は用がありました。下校時にお迎えに行けません。その為、お迎えを放課後デイに依頼していました。デイの先生に車で小学校まで来てもらい、シュウを引き受けてもらうのです。そしてシュウはそのまま車でデイに行って、時間になるまではデイで過ごす。

そういう予定でした。ちなみにデイは毎日利用しているわけではなく、行かない日もあります。行く場合でも、私が連れていく日と先生に迎えに来てもらう日があり、結構変則的です。

 

突発的な状況の変化や予想外の出来事に弱い自閉症児シュウですから、毎日欠かさず「今日はデイは無いから、お母さんが迎えに行くね。」「今日はデイがあります。お母さんと行きます。」「今日はお母さんは迎えに行けないから、デイの先生が迎えに来ます。」等と予定を伝えていました。

 

その日も私はシュウに、「今日はデイがある。」「お母さんは迎えに行けない。」「お昼ご飯はデイでカレーを食べます(小学校が給食無しの午前終わりだった)。先生が準備してくれます。」「お迎えはデイの先生です。」という旨を伝えました。

 

今までは、それで上手くいっていました。シュウが思い違いをする事はなかったのです。ただ、この日は違いました。もちろん私はその場にいたわけではないので、以下の出来事は全て先生から聞いた話です。

 

小学校の帰りの会が終わり、児童たちは集団下校の為に運動場へと集まり始めました。シュウも私がお迎えの日には運動場へ向かいます。デイの先生が迎えに来てくれる日は運動場へは行かず、正面玄関で迎えを待ちます。

この日はデイの先生が迎えに来る日ですから、当然シュウが向かう先は正面玄関です。しかしシュウは「きょうはおかあさんがくるよ。おうちにかえるよ。」と言い、運動場へ向かったのだそうです

ただ、当然の事ながら、デイと小学校の間で連絡はとっています。この日はデイが迎えに行くという旨、小学校には伝わってます。ですから小学校の先生は最初、シュウを正面玄関へ連れて行こうとしていたのだそうです。

しかし当のシュウは「今日はデイが無い。」と主張するのです。おまけにタイミングが悪い事に、いつもは早めに到着するデイのお迎えが、この日は遅かったのだそうです。帰りの会が終わった時点で、まだ小学校に着いていなかったのです。

 

その為、先生も迷ったのだそうです。「あれ・・・?今日ってデイの日では・・・。無いなら無いでお母さん(私)がそう言うはずだし。でも本人(シュウ)は無いって言ってるし、デイの先生も来てない。いつもならもう来ている時間なのに。連絡ミス?今日はデイ無いの?でも、お母さん(私)の姿が見えないし・・・。」というような心境だったのでしょう・・・。

 

その為、とりあえず他の児童と同じく運動場にて待機のシュウ。全員がそろったので、下校の集団が動き始めました。そしてシュウが小学校の門を出たところで、ようやくデイの先生が到着しました。

 

やはりミスっていたのはシュウでした。

 

行き違いにならなくてよかったと先生は安堵して、シュウに「デイの先生が来たよ。今日はデイあるよ。」と伝えました。

 

シュウ、一瞬で怒りが臨界点に到達。

 

泣き叫んで走り出してしまったのだそうです。場所はすでに小学校の敷地外。普通に外です。車も通ります。自転車や通行人もいます。

すぐにシュウを追いかける先生たち。しかしシュウを捕まえて拘束する事はできませんそれをすると、シュウの怒りが更に増幅するからです。

その為、先生数人でシュウを包囲するように立ち、危ない方へ走っていかないように見守るという対応をしてくれたそうです。距離をつめすぎてもシュウは怒りますから、ある程度の距離を保ちつつシュウが落ち着くのを待ったそうです。

 

先生たちの適切な対応のおかげでシュウは、最終的には大人しくデイの車に乗り込み、デイに向かったとの事でした。後日聞いたデイの先生の話では、デイに着いて以降は別段不機嫌になる事はなく、いつものように過ごしていたそうです。

 

今回シュウは、どうしてそこまで激しく怒ったのか。車が嫌い?デイが好きじゃない?

 

いえいえ、そんな事はありません。シュウは乗り物が好きです。車も好きで、デイの車には今までも乗っています。デイが嫌いという事もありません。デイに通い始めた当初こそ別れ際にグズグズしていましたが、慣れてからは楽しんでいます。「○曜日も行きたいなぁ・・・。」なんて事を自ら言ったりもするくらいです。

 

では何故このような事になったのか。

 

計画が狂ったからです。

 

シュウはお母さん(私)と一緒に歩いて帰宅するつもりでいたのです。今日はデイは無いのだと信じ込んでいたのです。それなのに突然「今日はデイがあるし、お母さんは来ないし、家には戻れないよ。車でデイに行ってね。」と言われてしまいました。

いきなり想定外の事を言われて、シュウはパニックになってしまったのです。

 

定型発達の子であれば、この程度の変化には対応が可能だと思います。「あ、勘違いしてた。そっか、今日はデイか。」くらいのものでしょう。

しかし自閉症児というのはそのへん非常に難しいと言うか何と言うか・・・。

この場合、デイが好きか嫌いか、車が好きか嫌いか。そういう事は一切関係ありません。いきなり状況が変わってしまった事が問題なのです。シュウは変化に激弱なのです。

自閉症児と接した事が無い人にとっては信じられないでしょうが、この手の事は日常茶飯事なのです。通常これくらいの事は想定できてるよね・・・というような事でも、シュウ(自閉症児)は考えが及ばないのです。

 

この日は朝から少々機嫌が悪かったシュウ。そして小学校自体も給食無し、午前で終わりと変則的でした。そういう影響もあったのか、私の言い方がわかりにくかったのか・・・結果的にシュウに間違った認識をさせてしまいました。

 

いつもとパターンが異なる場合は、より一層丁寧な説明や確認が必要だなと学びました。

 

それでは今回はこのへんで。