発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

アレルギー以外の食の偏りに対する理解。

もう4月も終わりに近づいていますね。先月シュウの療育手帳の再判定を申し込んだのですが、未だに連絡が来ないmamemuchiです。こんにちは。発達外来や療育だけじゃなく、手帳関連も混んでいるようです。

まあそれはともかく、今回紹介するのはこちら↓

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セブンイレブンの、抹茶ガトーショコラです。

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開封すると、抹茶の良い香りが。しっとりねっとりした生地は舌触り滑らかです。苦味は弱いですね。

色味が本格的なので期待しましたが、思っていたよりも抹茶感は強くありませんでした。以前紹介したガトーショコラ宇治抹茶と似たような感じだなぁと思いました。でも、製造元は違うみたいです。あちらはプレシアさん、今回の抹茶ガトーショコラはプライムデリカさんです。税込み213円、216kcalです。

 

ところで。我が家のシュウは超偏食児です。シュウに限らず、自閉症の子には多いみたいですけどね。食の偏りは。口内の感覚過敏だったりこだわりの強さだったり、変化を嫌う特性だったり。理由は色々です。

 

幼稚園はお弁当だったのでシュウ好みに出来ました。けれども小学校は給食です。シュウは副菜や汁物は食べられませんし、主菜も物によってはアウトです。主食もシンプルなご飯やパンなら大丈夫ですが、混ぜご飯系や揚げパン(きな粉がまぶしてあるようなやつ)等は無理です。

その為、日によっては白いご飯を持たせて対処しています

 

そんなわけで、家での食事やお弁当は何とでも出来ますし、学校での昼食も何とか乗り切っています。

問題なのは、外で食べなきゃならない時。もっと具体的に言いますと、遊園地での食事に困っています

 

シュウはプールが好きですが、遊園地の乗り物も好きです。絶叫系を怖がらないので、同じく絶叫系が好きな私とはなかなかの相性の良さです。

ですから、シュウを伴って遊園地に行く事があります。近場にはそういう場所がなく、行くとなるとどうしても遠出になってしまいますから、そう頻繁ではないのですが。

 

遊園地で遊ぶのは楽しいですが、困るのが食事です。いえね、持ち込み可なら問題ないんです。再入場可なら問題ないんです。

 

持ち込みも駄目だし再入場も駄目な遊園地の場合が、ものすごく困るのです。

 

持ち込みが駄目でも再入場がOKであれば、一度外に出て、食べられる物を食べてから戻る事が出来ます。

再入場が駄目でも持ち込みがOKであれば、予めシュウが食べられる物を準備しておけます。

 

でもね・・・これら両方が駄目となると・・・本当に食べられる物がない

 

シュウはカレーが好きですが、味付けや具によっては食べられない場合があります。肉系は好きですが、これも味付けや焼き加減、色味によっては拒否します。麺類は好きですが、妙な具が入っている物は嫌います。

複雑な料理行程を経て出される食事は、その出来を想像できません。具体的にどのような完成品が出てくるかが分からないのです。

 

「焼いた鶏肉は好きだからとグリルチキンを注文してみたら、焼き目が濃すぎた為にシュウが拒否した。」「ハンバーグを注文してみたら、ソースの味が無理だった。肉の臭いを嫌がった。」等という事が頻繁にあるのです。

 

ですからせめて、単純な食べ物があれば良いのですが・・・。塩おにぎり単品とか(NGの具が多数あるので具なしが最良)、何の変哲もないクリームパン単品とか(※変にドレンチェリーなんかで表面をデコってるようなタイプは論外)、シンプルな味付けの唐揚げ単品とか(※謎のスパイスを効かせまくってるようなのはアウト)。

 

しかし遊園地的な場所の飲食店って、そういうシンプルな食べ物は扱っていない事が多いです。

・・・「食事でも非日常を演出しなければ。食事ひとつでも何か付加価値を。」という、遊園地側のおもてなしなのでしょう。

 

しかしシュウのような自閉症の偏食児は、そんな心遣いは不必要なようです。

 

しかも料理の味そのものの問題の他に、「食事を摂るだけなのに人気アトラクションの待ち時間並みに待たされる。」というのもネックです。

まあこれは偏食とか障害とか関係無しに思うのですが・・・

 

持ち込みも再入園も認めず園内の飲食店で食事をしろと強制するのであれば、待ち時間を何とかしろ。アトラクションで並ぶのはしょうがないとしても、何で食事で長時間待たされなきゃならんの?園内飲食店での食事を強制するんだったら、もっと客をサクサク捌ける体制を整えてくんない?

 

長時間並んでやっと席につけたと思ったら、料理は好みに合わない上に高価格なのばっかり。罰ゲームかい。

まあ遊園地の食事って、お値段高めな設定なのはお約束です。それでも美味しく食べられれば不満はありません。でもシュウの場合、高いお金を出してもほとんど残してしまうので・・・。

 

飲食店が駄目なら歩き食べ出来るような物で簡単に済まそうか・・・と思っても、そういうのも長蛇の列なんですよね

 

まあこの手の遊園地でも、アレルギーの場合は持ち込みが認められる場合がほとんどです。けれどもシュウは、アレルギーではありません。かと言って、単純な好き嫌いとも違うのです。「ただのワガママ。」と切って捨てるには、根が深いのです。

 

遊園地にとっては世界観維持という理由もあるでしょうし、売り上げという無視できない要素もあるでしょう。それは重々承知しているのですが、世の中には「アレルギーは無いが、別の原因で食事が限定されてしまう人がいる。」という事実を知ってもらえたら嬉しいです。

 

・・・何だかんだ言いましたが、遊園地は好きです。広くて面白い物がたくさんあるので、狭い空間が苦手なシュウでも楽しめます。敷地が広いし周囲の人もワイワイガヤガヤなので、多動なシュウの忙しない動きも悪目立ちしませんし、大きな声を出しても大丈夫ですし。

 

発達障害児シュウが楽しめる、数少ない場所です。

 

それでは今回はこのへんで。