発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

一つの花。

毎日暑いですが、如何お過ごしでしょうか。今の所、夜間就寝時は扇風機で何とかなっている まめむち です。こんにちは。夜間もエアコン必須になってくるとキツイですよね。

 

さて、今回紹介するのはこちら↓

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業務スーパーさんにて購入したさば竜田揚げです。

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衣が付いた状態の冷凍食品なので、油で揚げるだけです。

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数えてみたら、22個入っていました。1袋で税込み386円なので、1個あたり約18円ですね。

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味もしっかり付いていますし、衣ばかり分厚くて身が少ないという事もないです。うん、美味しい。

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これはおススメです。シュウも「美味しい。」と食べていました。

 

さてさて、私は1学期の終わりに小学校へ行ってきました。毎学期恒例の個別懇談ですね。そこで担任の先生と色々話したのですが、その際「人の感情を読み取りにくい。」という事に関するひとつのエピソードを聞きました。

「相手の気持ちを理解するのが苦手。」って、発達障害児にはあるあるな特性ですよね。パターンは様々だと思いますが、まあひとつの例としてね。参考になさってください。

 

シュウは現在小4。国語の教科書には今西祐行さん作の「一つの花」が載っています。これ、私の小学生時代も載っていました。ですから知っている人は多いでしょうね。

一つの花は戦争時代のお話です。登場人物は、お父さん・お母さん・娘のゆみ子。戦時中ですから大人たちは皆不安に駆られていますが、幼いゆみ子は無邪気です。

 

話の中で、お父さんがゆみ子について「いったい大きくなって、どんな子に育つだろう。」と語るシーンがあります。

 

戦時中ですからね。食べる物も満足にありません。ゆみ子は満腹になるまで食べる事なんて出来ません。もっともっと欲しくても、もらえません。もちろんお母さんは、ゆみ子にお腹いっぱい食べさせてやりたい。でもそれは不可能。だから、「ひとつだけね。」と言って僅かな食料をあげる事しか出来ません。

 

ゆみ子は「もっとちょうだい。」を知りません。「ひとつだけちょうだい。」だけです。

 

そんなゆみ子を見て、お父さんは不安になっているんですよね。自分だってどうなるか分からないし、この時代を生き抜けたとしても、その後どうなるのか。

 

そういう意味での「どんな子に育つだろう。」なんですよね。

 

しかし先生が「お父さんはどんな気持ちで『どんな子に育つだろう。』と言ったのでしょうか?」と聞いたら、シュウは「楽しみにしてる。」と答えたのだそうです。

 

「誰のセリフでしょうか?」に対しては「お父さん。」と答えて正解したのですが、「じゃあどんな気持ちで?」という事になると、正確に読み取れなかったようです。

 

お父さんはそのセリフの後でゆみ子を思いっきり高い高いするので、もしかしたらそういう行動も原因で読み違えたのかもしれません。

 

けれどもこの場合の高い高いは、「そ~れ! そ~れ!」「キャッキャッ!」みたいな楽しい遊び的な感じではないんですよね。まあ、ゆみ子は楽しんでいるでしょうが・・・。

お父さんは、自分の不安を払拭する為とか、「ゆみ子と一緒にいられるのはあとどれくらいか・・・。」とか、ゆみ子の存在を心に刻み付けておく為とか、少しでも多くゆみ子の笑顔を見ておきたいとか・・・そんな気持ちだったと思うんですよね。

 

ですから、幸せな未来を夢見る気持ちも無いわけではなかったでしょうが、単純に「楽しみ。」というのとはちょっと違いますよね

 

シュウはそういう複雑な心境を読み取れなかったようです。

 

けれども他の子が「これこれこういう理由で不安なんじゃない?」「戦争中だし。」「このセリフはこういう気持ちなんじゃない?」等と意見を出したら、シュウは「・・・・・・・・・・・・ああ・・・・・・、そっかあ。」と、一応納得していたそうです。

 

日本語の羅列を音読するだけなら出来ますが、その内容を正確に理解するのは大変なシュウです。

 

それでは今回はこのへんで。

 

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↑知らないあなたは、機会があったら読んでみてください。

 

↑サバは揚げても焼いても煮ても美味しい。バッテラも美味しい。何をやっても美味しい。