グレープフルーツを切った後にシュウの歯を仕上げ磨きしたら、「何か臭い。」と言われた まめむち です。こんにちは。彼は柑橘類の匂いは好きではないようです。
さて、今回紹介するのはこちら。流れに反して柑橘類じゃないんですが↓
午後の紅茶シリーズより、まろやか白桃ミルクティーです。
ミルクティーと桃って合いそうだなあと思って購入しました。
500ml入りで180kcalです。
開封すると、桃の香りが強く漂いました。飲んでいても常にほんのりと桃風味があって、美味しかったです。洗い終わったコップにも香りが残っていました。
価格はドラッグストアにて税込み95円でした。
さてさて、前回の続きです。今回も尾形関連のネタバレありなので、嫌なあなたはスルーしてくださいね。
幼い尾形は心の底から愛情を欲していたのに、それに応えてくれる事は無い母。
小さな彼の「おっ母見て。見て。」が切ない。初見でも悲しかったですが、最終回まで読んでからそのシーンを改めて見ると、尚更悲しい。
尾形百之助は母からの愛を得られなかった故に、その後の人生大暴走。
なまじ真面目で繊細で狙撃スキルが凄まじかったが為に、本音に蓋をして、嘘に嘘を塗り重ねて、本当の想いや願いに気付かないふりをして、人を傷つけ自分も傷付いて、最後は自らの手で自身を殺してしまいます。
自分で自分を騙しきれなくなってしまったんですね。
表面的には冷静沈着な切れ者で、優秀な軍人。しかし本当の尾形百之助は、泣いて、苦しんで、葛藤して、叫んで、走って、戦って、傷付いて、ボロボロになっていたんだろうなと思います。
これまでの色々な出来事は、全然大丈夫じゃなかった。平気じゃなかった。本当は痛くて痛くてたまらなかったのでしょうね。
どうしてそんな人生を歩まなけらばならなかったのか。原因は、幼少期の愛情不足です。
まあそうは言っても、時は明治。彼以外にも出自が不幸だったり、環境に恵まれなかったりした人はいたはず。それでも割り切って、幸せに生きた人は大勢いたでしょう。
尾形百之助は何故それが出来なかったか。
・・・彼は、初手で取り返しのつかない行動に出てしまったんですよねえ。幼子とは思えない行動力でやらかしてしまい、その後の悲しい人生に向かって歩み出してしまいました。
生き続けたいならば欠けた人間でいるしかない。何故なら、本当の自分を認めてしまったら、罪悪感に押し潰されて生きていられなくなるから。
だからもう、どうにもならなくなってしまいました。
彼がもっと適当でいい加減な人間だったら。過去は過去、今は今で割り切れる人間だったら。正真正銘の欠けた人間で悪人だったら。
それなりに楽しい人生を送れていたのかなあ。
けれども彼はそうじゃなかった。
ただ愛されたかった。ただ愛したかった。本当に願っている事はただそれだけの、真摯で幼い人だった。
だから、自身を納得させるための独自理論で武装して暴れて、最後は死ぬしかなかったのでしょうね。
尾形百之助のせいで死んだ人や傷付いた人は大勢いるので、「自分の独断で破滅の道を勝手に歩いていっただけだろ。尾形に殺された人の方が可哀想だわ。」という感想も理解は出来ますが・・・
大本の原因が母からの愛情不足だからでしょうか。
どうしても、彼に感情移入してしまいます。
ああ、タイトルに「育児に関して思った事」と書いているのに、尾形への感想しか書いてない。スミマセン、自分で思っていたより長くなっています。
この話、まだ続きます。
それではまた。