発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

ゴールデンカムイ尾形の顛末を見て、育児に関して思った事②

グレープフルーツを切った後にシュウの歯を仕上げ磨きしたら、「何か臭い。」と言われた まめむち です。こんにちは。彼は柑橘類の匂いは好きではないようです。

さて、今回紹介するのはこちら。流れに反して柑橘類じゃないんですが↓

午後の紅茶シリーズより、まろやか白桃ミルクティーです。

ミルクティーと桃って合いそうだなあと思って購入しました。

500ml入りで180kcalです。

開封すると、桃の香りが強く漂いました。飲んでいても常にほんのりと桃風味があって、美味しかったです。洗い終わったコップにも香りが残っていました。

価格はドラッグストアにて税込み95円でした。

 

さてさて、前回の続きです。今回も尾形関連のネタバレありなので、嫌なあなたはスルーしてくださいね。

 

幼い尾形は心の底から愛情を欲していたのに、それに応えてくれる事は無い母。

 

小さな彼の「おっ母見て。見て。」が切ない。初見でも悲しかったですが、最終回まで読んでからそのシーンを改めて見ると、尚更悲しい。

 

尾形百之助は母からの愛を得られなかった故に、その後の人生大暴走。

 

なまじ真面目で繊細で狙撃スキルが凄まじかったが為に、本音に蓋をして、嘘に嘘を塗り重ねて、本当の想いや願いに気付かないふりをして、人を傷つけ自分も傷付いて、最後は自らの手で自身を殺してしまいます。

 

自分で自分を騙しきれなくなってしまったんですね。

 

表面的には冷静沈着な切れ者で、優秀な軍人。しかし本当の尾形百之助は、泣いて、苦しんで、葛藤して、叫んで、走って、戦って、傷付いて、ボロボロになっていたんだろうなと思います。

 

これまでの色々な出来事は、全然大丈夫じゃなかった。平気じゃなかった。本当は痛くて痛くてたまらなかったのでしょうね。

 

どうしてそんな人生を歩まなけらばならなかったのか。原因は、幼少期の愛情不足です。

 

まあそうは言っても、時は明治。彼以外にも出自が不幸だったり、環境に恵まれなかったりした人はいたはず。それでも割り切って、幸せに生きた人は大勢いたでしょう。

 

尾形百之助は何故それが出来なかったか。

 

・・・彼は、初手で取り返しのつかない行動に出てしまったんですよねえ。幼子とは思えない行動力でやらかしてしまい、その後の悲しい人生に向かって歩み出してしまいました。

 

生き続けたいならば欠けた人間でいるしかない。何故なら、本当の自分を認めてしまったら、罪悪感に押し潰されて生きていられなくなるから

 

だからもう、どうにもならなくなってしまいました。

 

彼がもっと適当でいい加減な人間だったら。過去は過去、今は今で割り切れる人間だったら。正真正銘の欠けた人間で悪人だったら。

それなりに楽しい人生を送れていたのかなあ。

 

けれども彼はそうじゃなかった。

 

ただ愛されたかった。ただ愛したかった。本当に願っている事はただそれだけの、真摯で幼い人だった。

 

だから、自身を納得させるための独自理論で武装して暴れて、最後は死ぬしかなかったのでしょうね。

 

尾形百之助のせいで死んだ人や傷付いた人は大勢いるので、「自分の独断で破滅の道を勝手に歩いていっただけだろ。尾形に殺された人の方が可哀想だわ。」という感想も理解は出来ますが・・・

 

大本の原因が母からの愛情不足だからでしょうか。

どうしても、彼に感情移入してしまいます。

 

ああ、タイトルに「育児に関して思った事」と書いているのに、尾形への感想しか書いてない。スミマセン、自分で思っていたより長くなっています。

 

この話、まだ続きます。

それではまた。