発達障害の子との毎日

発達障害の子供との日常を綴っています。真面目な話あり、くだらない話ありです。

「ひゃくえむ。」観てきました 後編。

ネットが普及した現在は、もうネット無しの生活なんて考えられませんよね。しかし私が子供の頃は、まだネットは身近な存在ではありませんでした。その為、ネットを使用中にふと思う事があります。「今こうしてネットを使って過ごしている時間、昔は何してたんだっけ?」と。きっと私に限らず沢山の人達が、アナログな娯楽から遠ざかっているのだろうなあ・・・。

そう考えると、現在10代のシュウが30代・40代と年を重ねた頃には、彼の生活スタイルもまた、大きく変わっているのでしょうね。その頃には私も60代・70代と年を重ねているわけですが・・・好きな物や楽しい事は大切にしていきたい まめむち です。こんにちは。

さて、今回紹介するのはこちら↓

丸美屋の混ぜ込みわかめシリーズより鮭めんたいです。おにぎりのキャラが、帽子みたいに明太子を頭に乗っけているのがカワイイ↓

明太子自体もカワイイですけれど。

開封すると鮭の香り。明太子の香りは、私はあんまり感じませんでしたね↓

ご飯に混ぜたら、いただきます↓

ん~・・・鮭の味が強いです。明太子の風味は正直、よく分かりませんでした。辛さ自体は感じますが、唐辛子の辛さ・・・って言うか・・・。明確に「明太子の辛さ。」とは感じなかったんですよ。まあ、「明太子の辛味付けに使われているのが唐辛子なのだから、唐辛子の辛さを感じるのならば、それが明太子の辛さだろう。」と言われればそれまでなのですが・・・。

でもな~・・・・・・だったらそれは、「鮭めんたい」じゃなくて、「鮭唐辛子」だろうという気も・・・。美味しくないわけではないですけれどね。ピリ辛風味の鮭わかめです。イオン系列のビッグにて、価格は税込み104円でした。

 

さてさて、今回も映画「ひゃくえむ。」の感想です。ネタバレもあるので注意ですよ~。

 

 

★下の名前が出てこない★

トガシも小宮も他のキャラも、作中では名字しか出てきません。原作者である魚豊先生は、どんな理由でそうしたのか?? しかもトガシは、何故か1人だけ名字がカタカナ。「とがし」という音で真っ先に思い浮かぶのは「富樫」ですけれど・・・トガシは何故かカタカナ。

 

★小学生トガシの歴戦のコーチ感★

小宮への教え方が手慣れた感じで、数多くの名スプリンターを世に送り出してきた名監督感がある。小6なのに・・・(笑)

 

★小宮って何であんなに暗いの?★

小宮が終始暗いキャラでしたが、どんなバックボーンがあってのああなのか?? 映画を観ただけでは、そのへんがよく分かりませんでした。いわゆる「コミュ障」ってやつで、人付き合いが苦手。それ故に友達も少ない・・・という事は分かりましたが。高校編でも社会人編でも相変わらず暗いままで、しかしそれに対しての説明的なエピソードはありませんでした。原作漫画なら、その辺りの事も描写されているのかな?

 

★日常描写がほぼほぼ無かった★

どのキャラも、日常パート的なシーンがほとんどなかった。家族との会話とか、友人関係とか・・・。そういう陸上と関係無いシーンがほとんどなくて、「原作の色々な要素をそぎ落とした分、100mに100%向き合いました。」みたいな作りだなと感じました。まあ私は原作未読なので・・・もしかして原作も、そういうシーンって皆無??

 

★中学生仁神の貫禄がスゴイ★

スポーツのトップ選手ともなると、中学生であそこまでの風格が出るのか。正直、中2には見えん(笑) 中2ってシュウと同じですよ。ボヤ~ッとしてるシュウと同学年とは、とてもとても・・・(笑)

 

★スポーツに怪我はつきもの★

怪我で陸上から遠ざかっていた仁神ですが、高校編では復活。その後の社会人編では現役引退しているのか、選手としての描写は無し。けれども怪我に苦しむトガシに良い病院を紹介してあげたり、車で送ってくれたり。面倒見が良い。素敵な先輩だなあ。

それにしてもトガシ・・・怪我をしているのに、休む事も許されないくらいに追い詰められてるなんて・・・辛いなあ・・・。現役がダメでもコーチとしてなら残れるって、結構良い条件だと思うんですけれど。まあ、プレイヤーでいられるからこその輝きもあるか・・・。

 

★ロトスコープがスゴイ★

選手それぞれの走り方の違い、名前を呼ばれた時の会釈、スタート位置に着くまでの各人の動き・・・等々、ものすごくリアルでものすごく滑らか話題の雨のシーンも凄い。何かもう、凄いとしか言いようがない。沢山の人に見てほしい。

 

★不審者トガシ★

小学生に、プロ目線で走りのアドバイスをしてあげる親切なお兄さん・・・と思いきや・・・。スーツ着た立派な大人が突如、理性崩壊して泣き出したら、そりゃあ小学生的には怖い。「ヤバい人だ、逃げよ・・・。」ってなるのは分かる。不審者として情報が出回ってもおかしくない。

まあそれはそれとして、その後も暗くなるまで座り込み続けるトガシが切ない・・・。色々限界だったんだろうなあ・・・。観てるこっちも辛くなっちゃいましたよ。でも、電車が通った時に照らし出されたその顔には、何かを決意した様な精悍な表情が。トガシ覚醒。

 

★高校生編面白かった★

浅草先輩との「お願い→無理です」のスピーディーなやり取りや、「自分で言うのもアレだけど、俺ですよ?」の自信家トガシ。引きこもり仁神先輩。・・・等々、見所が沢山でした。原作漫画では高校生編は もっとボリュームがあるそうなので、そちらも読んでみたくなりました。

 

★ノヴァクがいる★

髭のせいで、海棠が完全にノヴァク。声優さんも一緒ですしね(笑) で、ノヴァクのイメージに引っ張られるせいか、どうしても「海棠=ジジイ」という印象を持ってしまった。でも海棠って現役スプリンターなので、ジジイなわけないですよね。彼の「現実から逃げる為には、現実を知ってなきゃいけない。」という言葉には衝撃を受けました。ただ目を閉じて、耳をふさいで・・・ではダメなんですよね。

 

★財津の魚豊節演説★

哲学講演会みたいになっていましたが、「人間どうせ最後には死ぬんだから、ちっぽけな細胞の寄せ集めの人生くらい、くれてやれ。」みたいなセリフには圧倒されました。そこまで言ってのけられるほどに情熱を注げる何かがあるって、素晴らしいなと。

 

★最後はどちらが勝ったのか★

個人的には、トガシが勝っててほしい。かつての景色をもう1度見てほしい。でもあのレースで勝っても負けても、トガシは今後良い人生を送れそう。もちろん小宮も。

 

★100mを題材に★

100mという競技を題材に、ここまで面白く話を作れるんですね。100mは個人競技ですから、団体競技の様な「絆・チームワーク・友情」的な盛り方って出来ないじゃないですか。絵面的にも、ただまっすぐ走るだけ。しかもその時間は10秒程度と超短時間。出来る演出なんて、せいぜいモノローグを挟むとかスローモーションにするとか・・・それくらいでは?

それなのにこの「ひゃくえむ。」は面白い。スポーツに無縁な人が見ても面白い。多くの人が、これを観て何かしら感じるものがあるはず。

 

・・・と、そんなわけで。「ひゃくえむ。」の感想でした。1回観ただけなのでウロ覚えな部分もありますが・・・とにかく面白かったです。ストーリーも絵の動きも、すごく良かったです。音もすごくリアルなので、公開終了するまでに、あなたも是非劇場で観てみてください。

 

それでは今回はこのへんで。